参加した当日、勢いでPAXレポブログその1をアップしました。
精度とか気にしてたらブログとか続かないすね。12月は個人的にブログ強化月間です。ってことで今日もラフに書きます!思い出が冷めないうちに!!!(間違い見つけたら後ほどリライトします)
…と速報をアップしようと思ってたら、先日ブラックフライデーセールで買ったiPad最新型とApple Pencilでの「まんだら制作」にハマり、その後喘息になり4日ほどアップが遅延しました…すみません。しかし!私が書かないとPAXの情報は闇の中に葬られそうなので、使命感で書きました。アメリカボードゲーム市場の盛り上がりを知ってほしいし、何より楽しそうなゲームがたくさんあるんで知って欲しいんです。
さて、ではPAX Unpluggedの紹介を「写真+文で一言」形式で、いっきまーす!
CMON
一番角にあったシーモンへ!テンションが最高に上がった状態で入場したので、撮影ブースじゃないけど、ギズモス前でぱしゃーり。最近販促ポスターを作るお手伝いをさせてもらったので、販促物全般も気になって色々撮りました。こんな3m越えの販促物はどこで印刷するんだろう…スケールがでかいなぁ。
土曜日の朝イチに行ったのですが、すでにブースでは売り切れ商品がたくさん。平日は金曜日の1日だけのはずなんですが、こんなに人気なんですねぇ。
その他の商品!Ta-Da!って初めて見たなー。
Ta-Da! | Board Game | BoardGameGeek
Stronghold Games
最近日本へキックスターター着弾報告があがっていた「AuZtralia」。面白いのかな〜。その他、Paper talesはプロモがついているようです。FortuneというゲームはNot in storesと書かれています。フリーゼのFool!というゲームも残り1個!と書かれていました。
Wyrmwood Quality Gaming Supplies
はい全然目をつけてない企業突然登場系きたこれ。ボードゲームサプライ専門店です。
これ、ダイスタワーです。木の温かみがあって美しいですね。テーブル同様、木の色みにバリエーションがあると、選ぶ楽しみがあります。
ボードゲームサプライ専門店は調査時には見ていなかったのですが、2、3社出展していたと思います。
GamerMats
プレイマットのショップ!小さいマットは5ドルから。PAX限定のマットなども販売されており、人がたくさん集まっていました。
キャラものや宇宙柄みたいな、書き込みの多いイラストものが多かったです。
Capstone Games
きました!ここは今回個人的に1、2を争う注目度の企業でした。見てください、このThe Estatesの販促パネル!下からライトが当たって蛍光発光しています!!これをデモゲームごとに作っているんですよ…!!なんというか、PRがシャレてる。
さて、今回のお目当ては新作「Pipe Line」!ゲームは3年、各年は8,6,4ラウンド、ターン制のワーカープレースメント。10ドル支払えば隣マスのアクションも追加で実行可能。左側にあるパイプストックからパイプを取り、中央に配置する。繋がったパイプのタイル数分、点数が入るのですが(Pastterlyをご存知の方はそれを想像するとわかりやすいです)たくさんコンボすると、全体ボード手前の水滴マークの横にある5,4,5などのタイルがゲットできます。最後のお金の多い人の勝ち。
遊びたくて結構待ってたのですが、フルゲーム60分〜90分級なので、なかなか終わらない。後ほど何度も訪れたんですが、いつブースに行っても次の方が待っている状態だったので、泣く泣く試遊を諦めました。ネットに「PAX Uは土曜日に行くな。混んでいて試遊で全然遊べない」と書かれてたんですが、まさにそうだった…
その他はDexterity寄りのThe Climbers、CARTHAGOが販売されていました。このCapstone Gamesは今後も注目だなぁ。
Renegade Games
こちらは新作Lockup。販売員さんが居なくて説明聞けなかった…12時頃だからお昼休憩だったのかな(笑) 他ブースでも、ゲームのデモだけ置いてあって人が居ないというラフな感じのブースも多かったです。
Jordan Draper Games / itten
ゲームマーケットにも出展していた「Tokyo Series」で知られるJordan氏のブースへ!ittenのお二人とはNeyYorkでBBQリブとゲームカフェに行くことになっていたので、その相談へ(笑)マスキングテープだけのゲーム「Tokyo Washi Game -Cats-」とTurin Marketを購入。ittenさんのゲームは「Here comes the Dog」の第2版を。日本人ともアメリカ人とも遊ぶので、最初から両言語で説明書が入ってるの本当ありがたい。母語の方がルールの理解は早いのはもちろんですが、ゲーム中に相手にも参照してもらえるのでありがたいです。
ittenさんの「ストーンヘンジと太陽」特設ブース!急遽販売ブースの裏でデモができるようになったようで、前日Home Depotへ木材など買いに行かれたそうです(笑)しばらく見てるうちにリーフレットがガンガン無くなって、良いプロモになってるなぁ、と思いました。やっぱり手に触れるものが目の前にあるって良いですね。
Stonehenge and the Sun by itten — Kickstarter
Breaking Games
袋がそのままマットになる「Stars Align」は、カードを1枚引いて、その形状になるように自分の星を置く。相手の色の星であれば裏返せて、写真のように1列すべて同じ色になったら星チップを1枚もらって星をクリーンアップ。確か5枚先取。二人用ゲームです。
Floodgate Games
新作BOSKのプロトタイプ!カラー印刷してポイっと置かれたルールブック(笑)
Crafty Games
ここは「Tabriz Game」として2つプロトタイプを発表、製品化の時期は未定とのこと。Twitterで気になってみつけた掘り出し物感…!紫ヘアーのデザイナーさん自らインストしてくれた!ワーカープレースメント。イスタンブールのように、各エリアで交換や購入できるリソースが違う可変マップ、センチュリースパイスロードのように価値の異なる布資源を段々変換してお金を稼いでいく。センチュリーもイスタンブールも今年ベスト10に入るし、これは製品化に期待のゲーム!
Portal Dragon
Palm Islandのプロモーションで、防水であることをアピールしている展示(笑)そうきたか。このあとスタッフさんとのゲームに勝って、Palm Islandの簡易水筒をもらいました(笑)めっちゃプロモーションに力いれるやん。
Palm Island | Board Game | BoardGameGeek
Yanaguana Games
むちゃかっこいい、新作Re-cord!!ボックスがアンプだよ!ここのメーカーさんは全くチェックしてなかったんですが、このゲームと Stir Fry Eighteenというゲームのみ、しかもデモのみで参加してました。このゲームはプレオーダー受付中だそうです。新鋭ギタリストになってギターで曲をかきならし名声を集めて、有名ギタリストを目指すゲーム!ピックで指定のフレット押さえて、コードを達成したらポイント。そこからソングカード(1曲歌う)だとさらに高得点。これギターやったことある人ならめっちゃ盛り上がるんじゃないだろうか。私もそうです。隣の人には全く響いてませんでした(笑)
ルールブックが公式で公開されてたんですけど、各ピックで能力が違う。hide with spread beaver 再熱でバンド熱高まってるから買おうかな…
Re-Chord | Board Game | BoardGameGeek
新作「Blume」美しいタイル配置。パッケージがチェルシーみたい!2019年キックで発売、場に出た目標の花を作ったらポイント、花びらが同じ色の花を完成させると、花の価値を上げ下げもできる。最初は3×3マス、4×4、5×5、とどんどんラウンドで置けるエリアが広がる。秘密裏に持ったカードで指定された場所に花を咲かせると、追加ボーナスがもらえる。まだHPに情報ないみたいです。ああ、買おうかな〜!
Board Game Tales.com
この検索性の低いブース名…!ボードゲーム専用のテーブルを扱っています。オーダーメイドも扱っているようです。こうゆうテーブルは家には置けないので、スーっと通りすぎようとしたんですが…
なんとここ、紙ペンゲーム(Roll and Write Game)を2つも出してるんですよ。しかもプレオーダー中で未発売、この場で注文すると米国内フリーシッピング。紙ペンゲーム、トレンドだなぁ。一つ目は、色使いがガンシュンクレバーそっくりなこの「QE」というゲーム。2019年発売です。
株価を勝利点を稼ぐ、前回あったQEというゲームの5人までできるようにした新版のようです。
Q.E. | Board Game | BoardGameGeek
もうひとつは「On Tour」こちらも紙ペンで、アメリカ全土を舞台に、
場のカード3枚から1つエリアを選び、ダイス2つの目を使って数字2桁を書いていく。
全員がマスを埋め終わったらゲーム終了、数字を昇順に1本だけ繋げ、ロンゲストロードの人(☆通過でさらに得点)が勝ち。真ん中のカード3枚から1種を各自選んで数字全部埋めていく、って説明をきいた時は「あーん?ウェルカムトゥのパクリでは?」と思って見てたのですが、全然プレイ感は違いそうでした。ダイス2つをどう使うかで、数字の揺らぎ幅が大きくなるのがいいですね。きになる人は詳細ルール見てみてください。
On Tour | Board Game | BoardGameGeek
Grand Gamers Guild
Endeavor: Age of Sailを出している企業Grand Gamers Guildで、キックのThe Artemis Projectの本物を発見!!このゲームは以前PnP(Print and Play)で友人に遊ばせてもらったので、コマの立体感だけで地味に感動します(笑)ダイス・トークン・ボード・カードとしっかり入ったセット。楽しいですよ。
Artemis Project
— ボドゲイムhiro🔚PAX Unplugged (@bodogeimu) 2018年10月6日
PnP版を遊ばせてもらった!ダイス5個を振り、目に応じてリソース獲得・宇宙船買う・人間雇う・ダイス目を±できるチップ買うなど。ダイス目ブーストして争って宇宙探検する!ゲーム中VP入らないけどゲーム後バタバタと入る。ダイス&カードで色々やれる、バランスの良いゲーム! pic.twitter.com/ubBwzRD3ai
The Artemis Project | Board Game | BoardGameGeek
Petersen Games
クトゥルフシリーズを出している企業Petersen Games。ここで「Evil High Priest」というゲームを発見。暗ーい色味のボードにカラフルなコマ、Villaniousを彷彿させるなぁ。
Evil High Priest | Board Game | BoardGameGeek
Weird Giraffe Games
キック発Stellar leap、SF系ワーカープレースメント。
Stellar Leap | Board Game | BoardGameGeek
この企業ノーチェックだったんですが、しっかりしたゲームをガンガン出して、ブースも大きめでした。これは「OAXACA」というゲーム。
ここのゲーム全部艶やかですね。好きです。いや、マットが派手なだけか…。これはDreamsってゲーム。
Animal Kingdomsというゲーム。これが一番面白そうだったなぁ。
このゲームは名前がわからなかった…ダイスを振って、指定されたスティックを配置して自分の色を伸ばしていくゲーム。
巨大シリーズ
恒例の巨大シリーズを少しだけ紹介します。定番のキングオブトーキョー!
トレンドのROOTのジャイアント版!こんだけオレンジの陣営がいると迫力があるなぁ(笑)カードは普通サイズでした。
キャプテンリノ?
HABAのアレ。たまごも大きい、ゴムみたいな素材だった!
First Lookupゾーン
ここは企業ブースではなく、新作のプロトタイプを遊べるテーブルです。明確に「エッセンからの新作」と書かれていますね。企業のプロモーションとして出している商品もありますが、まだ未発のゲームなどを、デザイナが直接持ち込む場にもなっているのです。現在キックしている「Seize the Bean」のプロトタイプがこのゾーンに出ているということだったので、Twitterのデザイナー写真(服装込み)を元に探しました。
何この形式。ブースを出さず、こうゆうスペースでプロモーションするのも新しいなぁ。面白いけど、探すのはなかなか時間かかるので、普通のブース出してほしいな…(笑)
「Seize the Bean」すでにプレイしてる方が居たので写真だけ。砂糖のキューブや袋が達成時よりしっかりしている…「このゲームもうキックしたけど、コンポーネント見に来た!」というと喜んでくれて、シールまでくれました(笑)製造に力入れ過ぎて、発送がすでに延期しまくってるので、早く完成することを心待ちにしているゲームの一つです。
戦利品
・Trellis ツルを伸ばし花を咲かせるシンプルなタイル配置ゲーム
・Here Comes The Dog
・Turin Market
・Tokyo Washi Game
これから遊ぶのが楽しみです。
総括
・PAX Unplugged自体は2年目の開催
・ボードゲームのブースがメイン、イベント、パネルセッションなどあり
・出展企業全体に占めるボードゲーム率が国内他イベントより高い(GenConはミニチュアやTRPGが多い、トイフェアはおもちゃ全般)
・GenConよりは規模が小さい
・出展は米国企業がほとんど。フィラデルフィアはじめ東海岸の小さな企業も出展
・ヨーロッパ企業の米国支社ブースは、大手でも小さめ
・アジア企業の参入はほとんどなし(ittenさん談)
・仮装している人は少なめ。GenConを100とすると10ぐらい、お祭り感は少なめ
・PAX Unpluggedに合わせた新作は少なめ。エッセン新作が英語版になって新作ゾーンに置かれてることが多い
・Kickstarterゴール達成品(生産が決定している)をデモ展示してる企業が多数。その場合、商品がないためブースが小さい。プレオーダーを会場で受付(その場合、送料無料)という形を取る企業が多い
・試遊用の無料ボードゲームライブラリが充実
・一方各企業のブースは狭いため、混雑のため試遊ブースでは遊べないことも多い
GenCon以外の他州のイベントに参加できていませんが、所感をまとめるとこんな感じです。GenConがお祭りって感じなのに比べ、購買メインの層が多かったように思います。日帰りでフィラデルフィア観光もかねていったので、パネルセッションやイベントに顔を出せなかったのが心残り。泊まりにして、がっつりファーストルックやプロトナイトに出るのもいいなぁ。今年、現地に行けて雰囲気を知れたのは本当によかったです。車で2時間半と比較的近いから、来年も行けたら行きたいですね。
いよいよ2018年も終わりますねぇ。イラストや漫画に最近お熱ですが、少し立ち止まって、過去に巡ったボードゲーム紀行をできるだけブログにまとめたいと思っています。
では!