Hiroのボードゲームあれこれ

アメリカをはじめとした海外のボードゲーム紹介・ショップ訪問記、ゲーム製作記をつづります。

ノルウェーボードゲーム紀行

序章

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ニューヨークから8時間、深夜便でノルウェーオスロへやってきた。

 

石畳、レンガ造りの建物、人間が住む家から出た光。たくさんの色が、水たまりに反射している。過去に訪れた小樽運河を思い出すような風景。冬めいてきたこんな雨の夜は、アジア人はおろか観光客が見当たらない。6時にはもう日が落ち、みな早々に明日への準備のため家に帰宅するようだ。

 

スマホを見ずに、音楽も聴かずに、気持ちの赴くままに未知の街を歩く。目に飛び込む大量の情報量に、いつもどれだけ前を見ず歩いているかを実感する。

 

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信号機は、青い部分は1つなのに、赤い部分は2つ点灯している。人々はノルウェー語を話している。道を尋ねられる。知らないよと答える。観光地ではなさそうな、閑静なエリアを歩く。夜に出歩くという危険な事をしている事は承知なので、いつもより五感を研ぎ澄まして歩く。次の日に目覚ましで目を冷ます。起き抜けにフルーツを食べながら、そういえばあの静かな街に住んでいた友達は今何してるかなぁと思いにふける。調べていたお店を覗く。時間が空いたら、良さげな喫茶店に入って、文章をしたためる。ノルウェイの森を読む。小さな気づき、何気ない行動。でも、ここがノルウェーというだけで嬉しくなる。そんな街だ。

 

冬めくノルウェーの風は肌を刺すように吹き抜ける。旅のはじまりの静けさが、私を静かに興奮させる。

 

はじめに

いつもと違う書き出しにしました。お元気ですか?hiroです。先週、ドイツで開催されるボードゲームの祭典「エッセンシュピール」に合わせ、ノルウェーに3日間行ってきました!冬めくノルウェーは本当に美しく、感じる事の多い旅になりました。旅に合わせてボードゲームショップに訪れたので、そちらを紹介します。

 

ノルウェーの位置

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ノルウェーはヨーロッパのうち北欧と呼ばれる北部にあります。赤いピンがノルウェーで、青い丸が現在地のドイツです。今回の滞在地オスロは、スカンジナビア半島の南部、隣国スウェーデンに比較的近い場所に位置します。10月中旬で6-9度と、寒さが厳しい季節になっていました。

 

ボードゲーム事情

まずはじめに、ノルウェーボードゲーム事情から。いつも行う事前調査で、オスロにはゲームカフェはなく、プレイスペースも1店舗しか見つけられませんでした。本屋やおもちゃ屋に少しボードゲームがあります。取り扱っているボードゲームは、ドイツが近いですがドイツ語版はあまりなく、独自のノルウェー語の言語版が流通したり、英語版ゲームが多い印象でした。 

 

 

『Årets Spill』と呼ばれる、ノルウェー年間ボードゲーム大賞があります。キッズゲーム部門、ファミリーゲーム部門、パーティゲーム部門などがあります。2018年はBaluba、AZUL、Re-playというゲームが受賞しているようです。

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なお、ゲームはノルウェー語で「Spill」と表記するようです。それでは、早速訪問したお店を紹介していきたいと思います!

 

1.Sprell Majorstua

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はじめに、ノルウェーの中心地オスロから少し離れたHomansbyenエリアのおもちゃ屋へ。

 

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DJECOやHABA製品が多く、時々ノルウェー語らしきパッケージもあります。アメリカンスタンダード商品は見かけず、英語版ではあるけど、過去にヨーロッパ(ベルギー・オランダ)で見かけたゲームが多い印象です。ベビーグッズからステーショナリーまでを扱う、ゲーマー向けではないお店ですが、癒しの店舗という感じ。店の外にある遊具も可愛いので、箸休めがてら寄ると良いですね。

 

このお店があるHomansbyenエリアは、個性的なセレクトショップも多く立ち並ぶエリアなので、そこに立ち寄るのもおすすめです。 

 

2.Outland Kirkengata

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ホビーショップ『Outland』のオスロど真ん中の支店。ノルウェー内でおそらく一番ボードゲームの品揃えが豊富です!入り口の、クモの巣がかかったレゴのハリーポッターが目印です。つかまっとるがな。店内にもハリーポッターゾーンがあるよ。

 

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売り場はこんな感じで、ルービックキューブがぶら下がっているので、そこを目指せばOKです。

 

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オリジナルダイスケースまで展開しており、ボードゲームの取り扱いに力を入れている印象です。

 

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Starship Samurai」というボードゲームの手作りキットのようなものがウレタンケースで販売されていました。自由度の高いお店である。

 

3.ARK Egertorget Oslo

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続いて、ノルウェー内に多数展開する大型書店『ARK』のカールヨハン通り支店に来ました。基本的には本売り場ですが、地下の一番奥にボードゲームがあります。そこに、全在庫を積み上げているのかという程の高さのボードゲームがあり、思わず笑ってしまいました。天井スレスレです。

 

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そこかしこで見かけるアイコンの『EGMONT』はポーランドの出版社のようです。蜂の顔が怖いインパクトのあるパッケージの『Bygg med Bier』は、ノルウェー語のミツバチの構築ゲームといったところでしょうか。タイトルが全く推測できません…

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その他、見た事のないボードゲームが多く、書店といえどボードゲームを眺めるのを楽しめました。

 

 

4.Tanum Byporten

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続いて、オスロ中央駅直結のモール内にある、大手書店『Tanum』の支店です。この書店は、ノルウェー語と英語の書籍が混在しています。

 

ノルウェー語の『ゲーム』はどうやら『Spill』と表記するらしいと、このお店でやっと知りました。

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バラ売りされている『YATZY』のスコアシートは初めて目にしました。スタンダードなゲームとして、広く楽しまれているのでしょうか。

 

 

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パッケージが美しい商品は、目につく場所に集められています。

 

5.Outland Storgata


1階に販売エリア、2階にプレイスペースを持つ、オスロ唯一のボードゲームが遊べるお店。ここは2つ目に訪れた『Outland』と同じ系列で、こちらの店舗がボードゲーム専門店とあったので出向いたのですが、ボードゲーム販売はKirkegata支店に移動したようでした。

 

 

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ボードゲーム以外のミニチュアやゲームブックが豊富になっており、壁一面のミニチュアが圧巻です。

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2階はプレイスペースになっており、約100個のゲームがありました。敷地が広いので、ゆっくり遊べそうです。

 

さいごに

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ノルウェーボードゲーム事情を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。知らない街でボードゲームを探す楽しさもそうですが、何よりノルウェーは本当に静かな美しい街で、ぜひおすすめしたいです。

 

ヨーロッパ周遊から帰って間も無く、いよいよ今週日本に一時帰国します。混沌とした、だけども愛しい日本へ帰るのを心待ちに、原稿の大詰めをやりきろうと思います。エッセンシュピールの記事もまだ書けていないので、頃合いを見て書きたいところ。では!