アイスランドに行ってきました!
アイスランドは、ヨーロッパの西にある島で、アメリカ大陸東海岸から6時間程度と、アメリカ在住者にも人気の旅行先です。
今年、エッセンに合わせてドイツ周辺諸国をバックパックで回ろうと思っているのですが、アイスランドは離島ということと、せっかくなら雪のない季節に車で南半島をドライブしたいな、と思いこの時期にアイスランド単独旅程を組みました。個人的にも、北欧は初めてなのでワクワクです。これで8カ国目のヨーロッパ紀行になります。
今回の旅は4泊6日で、ニューヨークを夜に出発し、機内泊して朝着、そのままレンタカーで南半島を1250kmぶっ飛ばし、後半2日は都市レイキャビク散策、最終日はほぼ寝ずにそのまま早朝フライト、というかなりの強行スケジュールでした。5年後は体力がなくて絶対できなさそうなハードスケジュールでした(笑) いつも通り、旅に彩りを与えるボードゲームショップ巡りに行ってきたので、紹介したいと思います。
アイスランドのボードゲーム事情
まずはじめに、アイスランドのボードゲーム事情から。いつも行う事前調査では、アイスランド内にボードゲームカフェはなく、ボードゲーム専門店&プレイスペースが1店舗、ショップが1店舗のみでした。(アイスランドに住まれていた親切な日本人の方にもTwitterでお聞きしたのですが、有名なのはその2店舗のみ、ということでした。)首都レイキャビクで書店に入りましたが、残念ながらボードゲームはあまり見当たりませんでした。おもちゃ屋には少しだけあったのでそこもレポします。
アイスランドをテーマにしたボードゲーム
アイスランドをテーマにしたボードゲームは「レイクホルト」や「ブルーラグーン」ですね。この旅行前にレイクホルトを遊んだ時のツイートはこちら。
Reykholt
— ボドゲイムhiro@ゲムマ春(土)S44 (@bodogeimu) 2019年5月9日
アグリコラのデザイナーウヴェ氏の比較的新しい作品。アイスランドが舞台、限られた温室で野菜を栽培して観光客に振る舞う。毎ターン一回だけもらえる勝利点トラックの謎のジャンプボーナス制度により面白さが一段階アップ。やりくりが楽しいカツカツなゲーム!もっと野菜作らせてくれぇ! pic.twitter.com/KidZvsDtWC
首都レイキャビクからレイクホルトまで車で1時間ほどなのですが、そこに有名なトマト温室農園があったので行ってきました。郊外にも関わらずランチ40分待ち。すごい人気店です。アイスランドの土壌は食物が育たないので、野菜等は温室栽培なのです。
こちらがブルーラグーン入り口の看板。ボードゲームのブルーラグーンとはイメージが違うスタイリッシュな感じです(笑)
シリカという物質が反応して青くなったお湯。アメリカに温泉がないので、やったーと思って勢いよく(水着着用で)入ってきたのですが、シリカが肌質に合わず1時間もかからず退散。あっちゃっちゃー。。
アイスランドのボードゲーム小話
アイスランド人のサッカー選手で、Jóhann Berg Guðmundssonという方がおられるようです。なんとこの方、ボードゲーム制作を副業で行っているとのことで、BGGのスレッドで話題になっていました。
https://boardgamegeek.com/thread/2010386/johann-berg-gudmundsson-board-game
出版しているのは「Beint í mark」というサッカーのトリビアゲームのようで、通販で約5500円で販売されていました。今回の旅で、せっかくなので現地で探してみたんですよね。が、Facebookの写真を分析してみたりスーパーマーケットにも足を運んだりしたのですが、結局どこのお店にもありませんでした…無念。アイスランド語ですが、ルールもHPにあるので、気になる方は見てみてください。
https://www.beintimark.is/product/beint-mark-spurningaspil/
アイスランドのパブリッシャー
tara、Sena ehf.という2社のパブリッシャーがアイスランドにあるようです。後者は「Ísland-opoly」というモノポリーのアイスランドバージョンのゲームを出版している会社だとか。
さて、事前に調べたボードゲーム専門店、おもちゃ屋、うっかり現地で見つけたその他のお店と合わせ4店舗を巡ってきたので、本記事で紹介したいと思います。
Kids cool shop
レイキャビク郊外のショッピングモール内にあるおもちゃ屋「Kids Cool Shop」で、少しだけボードゲームを発見。元々トイザらスだったのが潰れてこの店になったようです。物価は高く、平気で日本の2倍以上はします。
ドブル、アイスランドバージョンだったので欲しかったのですが、めっちゃ高い。krはほぼ円なので2500円です。そのほか、アイスランド語のタイトルも少しありました。
Sequenceのキッズ版ってあるんですね。知らなかった…
Nexus
デジタルゲーやアメコミを扱うギークショップ。ショッピングセンターの地下一階一体がこの店になってて、敷地がめっちゃ広い!ボードゲームゾーンは角にあり、プレイスペースではカードの大会なども開催されているようでした。ラインナップはめちゃ豊富でしたが、アメリカに近いラインナップで、英語版がほとんどでした。
なぜか玄関マット特集がエントランス入ってすぐにドーン。カラフルすぎてうちの家には絶対合わない(笑)
アメリカ同様、モノポリーが一番目に入りやすい位置に配置されています。前述のアイスランド版モノポリーを探したのですが、ありませんでした…!
The Settlement Exhibition
レイキャビク市内にある、洗練されたデザインの博物館「The Settlement Exhibition」。なんとアイスランド古来のボードゲームの展示ゾーンが!予期してないとこで発見して驚きです。
これはFox and Lumbsというゲームのようです。オレンジのコマがきつね。
コマは石、マットは皮、シンプル。昔は鳥・羊の骨なども使用されていたようです。2人用アブストゲームがほとんどでした。
現代風にアレンジされて売店で販売もされていました。お手頃な一番手前のタロットのようなゲームは、トリビアゲームのようです。
Spilavinir
こちらは唯一の専門店「Spilavinir」!1階が販売、地下1階がプレイスペースになっています。赤い棚に売れ筋商品、一番左は新作棚、手前に小箱系があります。このお店も英語版がほとんど。
新旧ラインナップがあり、イマジンも推してくれてました。初めてボードゲームを遊ぶ人だったり、毎週木曜開催されているゲームナイトで、スターターとして遊んでくれているようでした。
販売されているのは米国ゲームライト英語版なのですが、プレイスペースに置いてあるImagineにはアイスランド語ルールを印刷して入れてくれていました。
オーナーがコツコツ作り上げた地下プレイスペースは広めで、レコードやソファなどオリジナリティに溢れた空間でうっとり。
最近遊ばれているゲームはこれ、といってChicken Cha Cha Chaを持ってきてくれました。ヘックメックみたいな感じですね。
https://boardgamegeek.com/boardgame/3570/chicken-cha-cha-cha
アイスランドの「TACTIC」というメーカーがあるようです。ファミリーゲームを出版しているよ、とのことでした。
アイスランドまとめ
人口30万人、小都市レイキャビクに店が集中。物価激高。本屋にはゲームはなく、専門店やおもちゃ屋は郊外に2店舗のみ。家庭用ゲームはアメリカ同様ワードゲームが多いです。アイスランド語が公用語だけど皆英語も話すので、英語版が多数です。そのため、買ってすぐ遊べるという安心感はありますが、なにせ物価が高いので、買うかどうかは別問題ですね(笑)
ボードゲーム紀行でアイスランドに行くなら「Spilavinir」「Nexus」が場所がそこそこ近いのでまとめて車で行く感じがオススメです。レイキャビク市内ど真ん中にある博物館「The Settlement Exhibition」は市内観光時に合わせて行く感じですね。
食べ物はあまりオススメできないですが、大地に溶け込むことができる自然の観光は、きっと他の国では体験できない素晴らしい体験です。ヨーロッパで一味ちがった観光をしたいなら、アイスランドに行くときっと満足できると思います!
冒頭でも書きましたが、今年は7月、8月に米国内ショートトリップ(各一週間)10月にヨーロッパ周辺(1ヶ月)を予定しています。今回学んだ事は、事前に情報収集しておく重要さと、普段から体力をつけておいたほうが一日中活動できるということ。今後の旅に向けて、肉体的にも仕上げていけたらと思います!ではでは。