はじめに
今月は、コロナの影響による自宅待機が始まり、また定期ゲーム会がなくなったなどの要因で、自宅で遊ぶ機会が多くなりました。
また、10個もボードゲーム(しかもほとんどが大箱で重め)を買った月になりました。買ったあと届くまでのワクワク感や、届いてすぐにトークン類をパンチアウトしてプレイ準備する時間は、なんかやっぱりアナログなものっていいなぁと思える良い時間でした。
3月は比較的自分の好きなタイプのゲームをたくさん遊べたため、ベスト5は非常に悩ましかったですが、ひとまず以下5つに決定!ということで、5つのボードゲームを紹介したいと思います。
1.Clans of Caledonia
過去に遊んだ事をすっかり忘れて「よし!クランズオブカレドニア面白そう!買おう!」と気づかず買ってしまった失態も、この面白さを前にして全て消え失せました。本当に面白い!個人ボードから色んなものをちまちま建てる。このコマの異常な小ささも特徴的です(手が大きいヒトはきっと苦労するはず)そして、このゲーム、驚くほどお金が足りなくなるよう設計されているのです。お金を使えるだけ使って、パスしてラウンドを終える。1金のあるなしでギリギリ買えるリソースが変わる事もあるので、無駄使いは一切許されません。さらに、一度放出した家畜をもう一回買い戻し隊列を切り離す「なんでこんなトリッキーな事許可した?」ていう独特のルールがあるところが、私を掴んで離さないこのゲームの魅力だと思っています。どうゆうことかと言うと、「既存のコマに隣接させて配置しなきゃいけない、マップ上で全部の自コマが連なった状態でゲームが終わる」ワーカープレイスはよくあると思うのです。が、このゲームで家畜コマを置いた場合、そのコマをのちのち肉にして売り飛ばしてしまうことができるのです。ゲームボード上の牛がドナドナされて居なくなります!その結果、もう一度そのエリアに別の建物が建てられたり、一つの塊が何個あるかのボーナス点が変わったりするんです。長くなってしまいましたが…とにかく面白いということです!!!!
2.Underwater Cities
届いた直後に遊ぶヤッホームーブです!テーマが「海底都市を作る」というイカした感じで、コンポーネントの未来感とうまくマッチしています。ワーカーは3色のうちいずれかのエリアに配置するワーカープレイスです。カードも3色あるのですが、プレイに1枚消費します。カードとワーカーを置く場所が同じ色なら、ボーナスとしてカード効果が使えます。特殊なルール、なんとこれだけ。あとはカード効果なども慣れると結構わかりやすい。実は、このゲームを友人に勧められた時に「アンダワ、ルールなんかあってないようなもんだよ」と言われ「(いや2時間級ゲームなのにそんなわけねーだろ!)」と思っていましたが、ルールなんかあってないようなもんでした。びっくりです。水中で目をつぶっているかのように手探りで作り出した都市は、限られた時間で必要な資源を生み出せるか?「次はもっとうまく海底都市を作れる!」「私はどうしたら一番点が伸びたのか?」とゲーム後に考えてしまう、何度も遊びたくなる中毒性の高い作品です。
3.Brass: Lancashire
リソースうまく使って建物建てて鉄道引いて貿易していくゲームです。…それだけ書くとベーシックなゲームっぽいんだけど、独特のプレイ感が形容し難い楽しさを生んでいる!!と勢いよくツイートしましたが、今でも「どこがどう面白いのか」言語化して説明できません。渋い盤面もクールで「ワレスはこうでなくっちゃ!」と、ワレスのゲームはそんなに遊んだことがないくせに一丁前に思います!もう1つのブラスも気になって眠れません、2点差で負けたので再戦したい!
4.Power Grid
「プレイ時間が長いから」という理由でオープン会では敬遠されがちな名作、電力会社を自宅会で初プレイです!厳密には接続ルートは目に見えていませんが、ルートビルディングの頂点のゲームです。とてもシンプルな正方形のカードには数字と効果が書かれており、このカードを3枚まで持てます。ここに書かれたリソースを持っていれば、その数分の家に電気を配給し発電させることができます。リソースを少しだけ買うにもタイトなお金の計算が必要で、ポップなカードと少しのリソース、古めかしいドイツのマップというシンプルなゲームと見せかけて「頭使って必死で考えないと絶対勝てない感」に惚れました。私は競りが苦手なので(そこが面白いという人もいるのは承知で)、カードを競る場所がなければ、満点優勝なゲームだった気がします!あと、この電力会社が大好きな人にインストを受けているので、楽しそうなインストって良いなと感じました。なお、かかった時間は5人でインスト込み3時間でした。
5.Pharaon
こちら、アートがブチ抜けて良い「ファラオン」です。いやあ、やっと手に入れました。このゲーム、実は去年のドイツ・エッセンシュピールというコンベンションで新作として目にしていたのですが(この時すでに少し話題になっていた)、フランス語版(英語ルールなし)なのと、荷物の関係から「アメリカで流通するまで待とう…」と一度購入を諦めたのです。が結局アメリカではフランス語版発売から5ヶ月経っても流通せず、カードに言語依存もない、ということで、我慢できずフランスから手に入れてしまった逸品なのです。(日本ではEngamesさんから日本語版が発売予定とちょうど今日発表がありました。)
ゲームはリソースマネジメントとワーカープレースを混ぜたようなもので、ただとてもタイトなリソース管理を要求されます。少ないリソースでできるだけ多くのリソースを得られるお買い得なアクションを見つけ、払った分と同程度のリソースを受け取る。受け取ったリソースでまた次に繋げる。そう、これはまさに「3次元になったガンシュンクレバー(紙ペンゲームの名作です)!」ガンシュンとの違いは、運要素ほぼ無しの実力主義社会。…とこのようなツイートをした後(いや、どのへんがガンシュンなんだろう…)と思っていたのですが、なんか「全アクションが並列」という感じなんですよ。ガイドがない。5つリソース貯めないと踏めないアクションが1個あるのですが、それ以外は並列。だから、どの順でどう取って…というのを全部自分で考えないといけない。細やかなアートの美しさから受ける印象に対し、淡々とリソースのことだけを考えるためプレイ感が少しドライな感じではありますが、そこが好きです。ランダム要素はあまりないので、そうゆうのがお好みの方にはきっとハマると思います。
おわりに
今月は比較的名作と呼ばれたゲームを多く遊べ、リソースマネジメントが多くランクインしました。ワーカープレースメンが多かった先月のベスト5の感想はこちら。
まだ購入後遊べていない作品もあるので、4月もどんどん遊んで行きたいと思います!
ボドゲイムhiro (@bodogeimu) | Twitter
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