Hiroのボードゲームあれこれ

アメリカをはじめとした海外のボードゲーム紹介・ショップ訪問記、ゲーム製作記をつづります。

新作同人誌の試し読みサンプルを公開しました!

まえがき

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近況です。同人誌新作3種の、入稿が無事終わりました。…毎日原稿と永遠に戦っていたので、今は逆に、帰国準備以外に何をしていいかわからなくなってブログを書いています(笑)オンラインで紙ペンゲームにまた再熱してますが、それ終わったら去年書けなかった制作記でも書こうかな。

 

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同人誌は、前回3種類作ったという実績もあったので、さすがに今回は要領もつかんで締め切りも余裕だろうと思っていましたが…そんなことありませんでした(笑)後回しにしていた英語フレーズは、ゲームを遊べないと書けないし、クオリティをあげると誓ったので印刷校正の量は増えるし…何より机に向かう時間を取らないと圧倒的に時間のかかる編集作業ができない。結果、前回より辛かったです(笑)

 

そして、入稿前にはそれ以外にも予期せぬことが色々起きるもので。最近行き始めたゲーム会でのトラブルがあり、心がひどく疲弊していました。今は日本の家族・風景・ご飯・知人に会ってゆっくり過ごすのを楽しみに、強く健康に生きようと思います。 

 

新刊は、前回以上に想いのこもったお気に入りの本になったので、響く人に読んでもらえたら嬉しいなと思います。

 

サンプル公開

さて!今回のゲムマでは、当日の試し読みができる機会が少なくなると考え、WEBで事前に紙面を試し読みできるようにしました!「同人誌」って(触れたことのない方には)ちょっとハードルが高い気がして、先人の知恵をお借りしてサンプルを公開することにしました。

 

リンク先はPDFファイル10ページずつのサンプルになっていますので、ご自由にダウンロードしてお読みください。

 

漫画vol2のサンプルはこちら


雑誌vol2のサンプルはこちら


英語vol2のサンプルはこちら

ジャンルが特化した情報系同人誌ということもあり、事前に試し読みしてもらえた方がいいかなと感じ、今回公開するに至りました。もし内容を気に入っていただけましたら、以下から是非ご予約頂けますと嬉しいです。


同人誌新作・旧作の事前予約フォームはこちら

 

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土曜日は【ボドゲイム :K-24】、日曜日は【Engames:C-03】で販売します(日曜も午前中はEngamesにおります!)今回は持ち込み数を前回の4分の1程度にする予定です。人生に急がず慌てず、変換期の同人即売会の空気をこの身でしかと感じとり、普段お会いすることのない人・ゲームと出会えるのを心待ちにし、当日まで健康でいたいと思います。

 

どうぞよろしくお願いします! 

 

追記:

ゲームマーケット2020秋後に、日本の企業さまに委託して帰国しました。

販売情報はこちら

hirobodo.hatenablog.com

ゲームマーケット2020秋に新作同人誌ZINE3種を頒布します

お知らせがあります!

11/14(土)に開催される「ゲームマーケット2020秋」に、新作同人誌ZINE3種の続編たちを全種類頒布します!そして、このために一時帰国します!!!

 

頒布する新作同人誌3種について

私hiroが出展する内容は以下の新作3種です!

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※作成中のデザイン・内容となります。変更する場合があります。

 

漫画vol2のサンプルはこちら


雑誌vol2のサンプルはこちら


英語vol2のサンプルはこちら

ジャンルが特化した情報系同人誌ということもあり、事前に試し読みしてもらえた方がいいかなと感じ、今回公開するに至りました。

 

なお、自分のサークル「ボドゲイム」のブースで、新作ゲームも発売予定です。こちらも詳細決まり次第ツイッターでどんどん情報出します。10月中旬頃に遠隔でイベントを行う予定なので、気になる方は是非情報をお待ちください。

 

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さて、では同人誌ZINE3種の紹介です!!気合い入れて1から書いたので是非読んでください!!!

NYボードゲーム会のエッセイ漫画2

ニューヨークのボードゲーム会で出会った愉快な人たちとのエピソードを綴った、実話のエッセイ漫画100話まとめ本、その2です!また100話描きました!!!!

サンプルはこちら(拡大して見てね)

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twitterで投稿した100話に加え、描き下ろし、章分けして扉絵などを追加した、ボリューム満点の冊子になります!

 

前回作ったvol.1は、愉快な仲間たちをを紹介することがメインだったように思います。どこか外から見てた部分も数多くあった。しかし、今年の2月末から大きく状況が変わり、いつも行っていたオープンゲーム会の会場が閉鎖される流れとなりました。会う人数もガクっと減りました。一時期は全くゲーム会が開催されない日々が続きましたが、その後、なんとか皆工夫しながら、自宅会や小規模ゲーム会を開催し「個のつながり」による集まりが増えました。

 

そんな中で、以前と人間関係も変わり、さらに強い繋がりになったり、ある人とは意見が合わなくて疎遠になったりと、表面だけでなく人間の内面に触れたなと感じる出来事が多数ありました。少人数だからこそ生まれるぶつかり、その逆もしかり。見直して読んでみると、そんな思い出が強く蘇ります。1ボードゲーマーである私の、まわりの人間とのそんな関係性の遷移も想像しながら、読んでもらえたらなと思います。

 

前回同様、多彩なキャラクターたちがたくさん登場します!おなじみ木曜会主催ケニー、火曜会主催ジェームス(実は今回のvol.2で初登場)、ドリューに加え、ツイッターで人気だったタイニータウン大好きで毎週リマインドしてくるタイニータウンガイ、パリピなケニーの弟キャッシュとその仲間たち、モデルのようなケニーの妹キム、重ゲー好きな可愛い子ちゃんアブリル、ボディビル大会の掛け声をするグレッグ、と濃いめのキャラクターがガンガン出てくるボリューム満載の冊子となっています。

 

vol.1の内容詳細情報はこちら。 

本ブログでもまとめサンプルが読めます! 

世界のゲームカフェ・ショップ2

2種類目は、世界で訪れたゲームカフェ・ショップを雑誌風に紹介した本です!!これも2冊目を作ります!!!今回はイベント特集号です!!

サンプルページはこんな感じです。 

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旅先で出会ったボードゲームショップ・ゲームカフェを雑誌風に写真つきで紹介した本です。フルカラーで60ページ、B5サイズです。

 

この本のvol.1はゲームマーケット2020秋で頒布したのですが、その後、新型ウィルスによる国外の移動が厳しくなり、国内のゲームカフェ・ショップも閉鎖に追い込まれました。アメリカは報道されている感染者数も多く、各州間の移動も(隣接州の移動のみなど)厳しい規制がかかるようになりました。予定していた欧州旅行に行けず、近隣のゲームカフェも閉店してしまった等の影響を受け、正直なところ「この本だけはさすがに続編は作れないかな」と諦めかけていた時、パラパラと見ていたアイデアメモに、あたためていた企画の走り書きを発見しました。コンベンションのイベントレポートです。GenConやEssenなどは最近訪れてブログでも紹介したのですが、昔にピクテルのノミネートで行ったフランスゲーム祭、アメリカの規模の小さめのイベントなどは全然表に出していなかった!!これらを雑誌風に紹介したら特集号として出せるんじゃないか!?と思い立ちました。ラフを書いてページ数を検討したところ、新規店舗とあわせ、前回同様の60ページ分のボリュームになることがわかりました。よし、やろう!!!

 

というわけで、またこちらは0から記事を起こす形となりますが、前回本を作った経験値を生かし、必ず前回を上回るクオリティで出す事を誓います。紙媒体を想定してレイアウトするという性質上、漫画・英語と違いTwitterでの進捗報告やコンテンツ公開に向かず、黙々と自分との戦いで進めるしかない…ですが、渾身の力を振り絞って必ずいいものを出します!!(英語・漫画はここ2、3年で比較的最近始めた趣味だけど、DTPは10年前からやってるから本来一番の特技のはずなんだ!!)よし!!気合い入れて頑張ります!!

 

直近で一番インパクトの強かったボードゲーム紀行は、スウェーデンです。 

前回のvol.1の詳細はこちら。

ボードゲーム英語フレーズメモ2

さて!最後に、ボードゲーム英語フレーズメモも、2冊目を出します!!

サンプルはこちら。

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尊敬している英語が話せる友人たちが口を揃えて言う言葉として「自分の興味ある事、映画とか漫画をしつこいぐらい何度も繰り返して見たり聴いたりすると良い」があります。ならば私はボードゲーム会で聴こえたフレーズを現地で収集すればいいのでは?」と思い立ち、ボードゲーム会で実際に話されていたフレーズをちまちま収集してメモしたのがコレです。

Twitterハッシュタグ #hirobgm で定期的に投稿しています。

 

Vol.1ではスケジュールがギリギリだったこともあり、ネイティブの友人に見てもらったけど一部スペルミスなどがありました、すみません。今回は、ネイティブに全英文チェックをお願いし、さらに英文・日本語ともにサイゴウさんに校正に入ってもらえることになりました!サイゴウさん、本当にありがとうございます…!

 

今回は、ゲーム中のフレーズに加え、以下を掲載予定です。

・BGGに関する質問をする際のフレーズ

・ゲームの感想を述べるフレーズ

 

前回ゲーム単位で単語・フレーズを10〜12個単位でまとめていたのですが、今回はフレーズがほとんどです。「そんな風に言うんだ!」という単語・フレーズをメインで書き取っているので、自然とボキャブラリーが増えていってるんですよね。そのため、前回のvol.1よりさらに込み入った表現が多くなっていると思います。

 

精度も内容もパワーアップした内容で1000フレーズです!!

 

英語は確実に3年前よりも聴こえるようになって、でもいまだに全部はキャッチできていません。一年前に作った自分のフレーズ本vol.1も、何回も見直しているんですが、まだまだ得意とは言えるほどすらすら口にする事ができません。でも、ちょっとだけでも使える言い回しが増えたなら、昨日より楽しく、前向きに、少しだけ前へ進んでコミュニケーションできるはず。そう言い聞かせて、今日も楽しく英語を知っていきながら、ボードゲームを楽しんでいます。そんな私の隣にいつもあるメモを、ちょっとだけ覗く感覚で楽しんでもらえたら、嬉しいです。

 

前回のvol.1の詳細はこちら。

 

さいごに

「前回の続編って、初出しよりインパクトが少ないかも…作って売れなかったらどうしよう」と続編制作を迷っていた時期もありましたが、今は「経験が溜まったんだから余ったスキルをクオリティアップにかける」ことを意識し、さらなる満足度アップにつながるコンテンツを作る方にシフトしています。今回の本を相談した友人にも「他にない強いコンテンツだから自信持ってよ」と背中を押してもらいました。そうですよね、同人誌だから思いっきり私の好きとこだわりを詰め込んだものを作れば良いんですよね!!いつもTwitterで応援して頂いてる方にも、書き下ろしなど冊子ならではの楽しみを詰め込んだので、楽しみにしてもらえると嬉しいです。

 

最後に少し進捗を。2019年9月頭現在、英語は5割収集待ち、漫画に関しては書き下ろしと人物紹介など冊子化するにあたったコンテンツを作ってる最中です…前回同様一番苦戦しているのがゲームカフェショップ本の文章・レイアウトです。コンテンツは自分の頭の中にあるので、写真と現地で書いたメモを見直しながら、1から文章を起こしていく地道な作業です。間に合うかな。間に合わせるね。頑張ります。写真は台割りと呼ばれるページ割り計画表です。こっからまた修羅の道です。血尿出ませんように!

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一時帰国の準備も進めています。現在のレギュレーションだと(新型ウィルスのため)アメリカから入国後に自宅待機期間を取らなければいけないため、ゲムマ1ヶ月前から日本入りし、しばらく待機したあとゲムマ前に東京に向かい、ゲムマが終わったらまたすぐにアメリカに戻ってまた待機期間、というスケジュールを組んでいます。今回が1年後の本帰国前の最後の一時帰国になります。

 

自宅待機期間が解除されたあと、近隣のゲームショップにお邪魔する予定です。前回帰国時のように大々的な集まりは主催できませんが、大阪ではすでに何名かの方に会おうとお声がけ頂けているので、そこでのささやかな交流も楽しみにしています!

 

何かと厳しい状況の中、いろんな方がゲムマというお祭りに向けて準備して動きだし、工夫して悩みながらも創作活動を楽しんでいるのを見て、私も負けてられないとエネルギーが湧いてきました。ゲムマ出展、本当に楽しみです。

 

また個別の本の情報は出来次第進捗をアップしていく予定です。どうぞ、応援よろしくお願いします!

 

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追記:

ゲームマーケット2020秋後に、日本の企業さまに委託して帰国しました。

販売情報はこちら

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2020年最近遊んだ紙ペンゲーム10個紹介

2018年に紙ペンゲームが流行しはじめ、2019年も紙ペンゲームが大量にリリースされました。2020年は流行が落ち着くかと思いきや、新型ウィルスの流行により、自宅で遊べるPnP版ルールの公開が増えたように思います。日本の友人達と遠隔で遊んだり、オンラインで遊んだゲームも含めて、最近遊んだ紙ペンゲームを10個紹介します!

 

目次

Sonora

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こちらは「世界初のフリックアンドライトゲーム!」のキャッチーなふれ込みで売られていたSonoraです。4つのエリアに実際にディスクを弾き入れ、ディスクの数字とエリア能力に応じた場所にマークを書き込んでいきます。数字が大きい方が基本的には強いので、4、5のディスクをどこに弾き入れるか?という事を考えるのですが、ターンは交互に行うため、相手のターンに弾き出されてしまう場合もあります。そんなフィジカルなサプライズも楽しめる、軽めのゲームです。

 

発売前に和訳を作ったので、気になる方は見てみてくださいね。

 

Demeter

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ガニメデの隣に恐竜の惑星を見つけたから探索しようというガニメデの精神的続編!5色のカードから各々が1枚を選び、その色の能力と書かれた効果を解決し書き込みます。これを12ラウンド繰り返すゲーム。恐竜は塗りつぶすと「発見」した事になり、さらに次の恐竜を発見するために矢印を引けるようになります。この矢印だけを塗るというアクションがそこそこ新しい概念な気がする。同じ色のアクションは4回まで選べるのですが、後半になればなるほどできる事が増えるのでちょうど良い加速度合いです。遠隔で遊ばせてもらいましたが、楽しかったです!



Shadow of the Obelisk

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「テケン」インスパイアの紙ペンゲーム!

自分のターンになったら場の3枚から1枚タイルを選んで回転させ、テトリスのようなブロックを1つ選びます。他のメンバーはそのタイルの対角線にあるブロックを使えます。

 

このブロックは、

オベリスクにその形のブロックを書き込む(回転・反転可)

2壁画から絵を切り取って転写する

ために使えます。壁画からシンボルを切り取って転写する場合、一番左のパピルスにはいつでも転写できますが(2×2のブロックのみ)、オベリスクのブロックに書き込む場合、すでに存在するブロックにしか転写できません。そのため、いつブロックを積み上げておくのと、シンボルを転写するタイミングを見極めるのが中々難しいのです!

こうしてどんどんブロックとシンボルを書いていって、誰かがオベリスクの一番最高層に到達すると終了トリガーが引かれ、そのラウンドでゲームが終了します。

 

パピルスのボーナスは、本来ラウンド中にブロックかシンボルのどちらかを選ぶしかないところを、両方できる強いボーナスです。

 

得点計算方法は、

縦列→同じシンボルを揃えて、一番多いシンボルの数×1点

横行→違うシンボルを揃えるセットコレクションで、2/3/4/5種類→3/5/8/13点が獲得できます。

 

これに早取りボーナス、パピルスボーナスを加算し、合計得点の高い人が勝ち!

 

覚えているうちにルールを書いておこうと思ったら、ここだけ妙に詳しくなってしまった(笑)シンボルを描き込むのがとても楽しいし、どうシンボルを描き込むかを考えるのが楽しい。同時進行でラウンドが進むのでそんなにダウンタイムもないし、最近遊んだ中で一番楽しかった!

 

Corinth

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ダイスを9個じゃらっと振り、同じ数字をまとめて同じ列に下から昇順に配置。自分のターンには、一行全部のダイスを選んで使うので、もちろんダイスの数が多い物をピックアップしたいのですが、その数字は別に今いらない…というジレンマが楽しめます。旅、早どり、ボーナスなど、いろんな要素が一枚のシートにありそれぞれが強く影響しあっているので、一体感があります。

 

メーカー公式サイトで、日本語ルールも公開されているようです。きになる方は見てみてください。

 

On Tour

 

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Kickstarter発の作品で、アメリカを舞台にしてバンドツアーを行うというテーマの紙ペンゲームです。全員がマスを埋め終わったらゲーム終了、数字を昇順に1本だけ繋げ、一番長いツアーを行ったら高得点、☆通過でさらに得点を得て一番高い点数の人が勝ち。真ん中のカード3枚から1種を各自選んで数字全部埋めていくと説明をきいた時は「ウェルカムトゥと同じでは…?」と思って見てたのですが、全然プレイ感が違いました。ダイス2つをどのエリアにどう使うかで、数字の揺らぎ幅が大きくなるのがいいですね。 

Welcome to New Las Vegas

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ラスベガスでカジノを建てる、紙ペンゲーム定番のウェルカムトゥの独立続編です。全ての小要素がテーマとマッチしてて良いです。既存のウェルカムにない縦列の概念で数字入力がより悩ましくい。富裕層向けリムジンをちょろちょろさせるのが、数字選択と独立しててミニゲーム的で楽しい。

 

※本ゲームの日本語版の翻訳を担当しました!Engamesさんで取り扱いしているので、気になる方はCHECK IT OUTしてね!

 

Doppelt so clever (Twice as clever!)

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ガンシュンクレバーの続編、ドッペルソークレバー!英語版タイトルはTwice As Cleverです。6色のダイスを振り、色に応じた能力を使って盤面に書き込んでいく、今となっては定番ゲームになっているほど遊んでいるゲームです。前作ガンシュンクレバー同様、後半にコンボをどう打つかが鍵になっていて、いつ遊んでも悩ましい紙ペンです。3部作目となる次回作「Clever Hoch Drei」も発売予定との事で、今から発売が楽しみです。

Rolling Realms

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ストーンメイヤー(通称SM)ゲームのオースルターズを詰め込んだ紙ペンゲーム!バージョン9を遊びました。かぼちゃとハートを集めて能力コンボ!ソロ感が強いがこうゆうの好きなんだよなぁ…!未プレイゲームはそのゲームのどの要素の抜き出しかわからなかったから、遊んでみたくなります。良いプロモーションだなぁ。

 

Zooloretto the dice game

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ズーロレットのダイス版、異なる動物をトラックにうまく積む、積みすぎるとペナルティをくらう紙ペン!ダイス運が大きいというのはあるけど、ドラフトなのでさっさっと進む軽いゲーム。紙ペンタイプのボードゲームがYukataにあるのが驚きでした。

 

Pip Lantern

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ガンシュン風×RPGの協力紙ペンゲーム。ダイス5個を1人1つずつ選んでいき、敵を全滅させるのが目標。残った敵にラウンド数を削られるので、効率よく能力を上げ、良いタイミングで攻撃せねばなりません。難易度1なのにボスに一撃も喰らわせられず負けました…。×マークが独特、個性的な国産ゲームです。



おわりに

最近遊んだ10個の紙ペンを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。新型ウィルス流行により、日本の友人と遠隔で遊ぶ機会が多くなったこの半年、紙ペンゲームが大いに活躍しました。競争要素が少ないゲームもあり、ソロ感が強いのも多いですが、パズルっぽいゲームが好きな方にはすごく楽しめるんじゃないかと思います。これからも良いゲームを見つけ次第、時間を作って遊びたいジャンルの一つです。

 

 

先日、PnPで遊べるゲームを探していたところ、PnPゲームに特化して紹介しているゲムノスケさんのブログ「TNDK PNP」を発見しました。紙ペンゲームに限らず、実際にコンポーネントやカードを印刷して遊ぶタイプのゲームも多数紹介されているので、気になる方はチェックしてみてください!

 

 

2019年にまとめた紙ペンおすすめ10選はこちら。

 

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ボードゲーム会漫画まとめ(実家ポーカー会編)

はじめに

一番直近起きた、ゲーム会主催ケニーの実家であった、ポーカー会イベント漫画まとめ読み用記事です。

 

そもそも私がどんなボードゲーム会に参加していたかというのを割愛しがちなので、コロナ前に参加していた、ゲーム会の環境紹介記事を貼っておきますね。環境って意外と違うよね。

 

今回のポーカー会は、主催の自宅ゲーム会の枠を離れもはやボードゲーム会ですらないのでは!?というイベントですが、インパクトのある会だったので楽しく描けました。

 

では、以下まとめ漫画です!

 

実家ポーカー会編開幕

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母と妹登場

 

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弟登場

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ゲームの選び方

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はじまらない

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ポーカー本番

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実家ポーカー会編・完

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おわりに

ポーカーの漫画が1つしかない!(笑)ま、いっか。

 

 

さて、1つ告知させてください!

ゲームマーケット2020秋1日目の11/14(土)に出展します!日本帰るぞ!!!

 

最近、漫画から知ってくれた方も多いのであらためて紹介すると、私は「ボドゲイム」というサークルでボードゲームを作っています(サークル内では主に広報を担当しています)このゲームマーケットでは、サークルとしてのブース出展です。

 

サークルで制作しているゲームの紹介はこちらをご覧ください。

ゲーム一覧 | ボドゲイム | 『ゲームマーケット』公式サイト | 国内最大規模のアナログゲーム・ テーブルゲーム・ボードゲーム イベント

 

ゲムマ春は残念ながら中止になってしまいましたが、ゲムマ春に向けて制作した「きゃらおこし」も発売予定です。試遊卓はないですが、ぜひブースに見に来てね!アークライトさんECサイトで少量発売中!

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新作同人誌出します!!

製作中の漫画ページです。こうして紙面にレイアウトすると、ツイッターの画像投稿ともブログともまた違う印象になって、毎回自分でも新鮮な気持ちになります。やっぱり4コマはこうやって読むのがいいな。

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初めて作った漫画同人誌vol.1「GEEK MASHUP!」がB5サイズ80P100話収録だったので、前回同様に100話+冊子限定書き下ろしを予定しています!内容もパワーアップして収録予定ですので、ゲムマ2020秋での販売をお楽しみに!

 

私はこういった対面で販売するイベントが大好きで、さらに今は海外に住んでるので、この1日がすごくすごく貴重なものになります。去年もめちゃくちゃ楽しすぎてぶっとぶかと思ったもんな。去年のイベントレポートはこちら。

 

現在アメリカ在留ビザ関連でややこしいことになっていますが、問題なく一時帰国できるように願っています。またそれに向けて少しずつ原稿を描いていこうと思います。引き続き応援よろしくお願いします!

 

 

なお、現在、日本の以下店舗・サイトさまにて、漫画同人誌1冊目「GEEK MASHUP!」の委託販売を行っております(敬省略)★は通販です。

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東京→コロコロ堂★(漫画のみ)
大阪→lab!DDTデザート*スプーンキンケッドテイル
富山→Engames★

全国→BEEP★イエローサブマリン★

ボドゲーマ★

https://bodoge.hoobby.net/market/items/2869https://bodoge.hoobby.net/market/items/2870https://bodoge.hoobby.net/market/items/2871

現在各vol.1の増刷の予定はなく、アメリカの手元にも数冊しか残さず日本で委託をお願いしています。気になる方は、上記ごひいきの店舗さまや、★マークのある通販にてお買い求め頂けると嬉しいです。冊子には、WEBで公開していない描き下ろし漫画も掲載しています!

 

過去のお話はこちら 

 

 

ボドゲイムhiro (@bodogeimu) | Twitter

Twitterでは日々遊んだゲームや、漫画最新話、英語メモなどをあげています。

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ボードゲーム会漫画まとめ(やりとり編)

はじめに

前回ブログに以下の漫画を投稿しました。

これら一連の話は、ボードゲーム会の主催ケニーの自宅に初めて行った際の衝撃を漫画にしたものだったのですが、新型ウィルスの流行により、この一度だけで約3ヶ月間自宅会はストップすることになりました(のちに再訪することになりますが、この時は先が全く見えず予定がたっていなかった)

 

その間にも少しだけ主催とやりとりをしていたり、過去のエピソードをまとめたりしたものになります。

 

(元彼、家族、リア友が見てるアカウントでよくこんな漫画投稿できるな、メンタル強すぎちゃう?とよく言われますが大丈夫です。エッセイ漫画は、瞬間瞬間を切り取った演出ありきの総合エンターテイメントです。色々言われるけど、もともと発信にリスクはつきものです。それでも、楽しいです読んでますといつも応援してくれるみなさま、ありがとう。)

 

エピローグ〜レモンパウダー〜

 

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ベスト人数と心の変化

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続・ベスト人数と心の変化

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シークレットナンバー

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オンライン勧誘

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木曜の夜

 

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トランプの使い道

 

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どこまでも平等主義

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手描き質問箱

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再開の兆し

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2人ベスト会編開幕

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2人ベスト会編に続く!

 

おわりに・告知

つい最近の事のような気がしますが、これを描いてから結構時間が経ちました。この漫画を描いた頃はまだお店はテイクアウトのみしかオープンしていない状況だったのですが、ブログ執筆現在(2020年7月初旬)では少しずつですがニューヨークでも店内イートインが始まって、経済再開の希望が見えています。

 

さて、1つ告知させてください!

ゲームマーケット2020秋1日目の11/14(土)に出展します!日本帰るぞ!!!

 

最近、漫画から知ってくれた方も多いのであらためて紹介すると、私は「ボドゲイム」というサークルでボードゲームを作っています(サークル内では主に広報を担当しています)このゲームマーケットでは、サークルとしてのブース出展です。

 

サークルで制作しているゲームの紹介はこちらをご覧ください。

ゲーム一覧 | ボドゲイム | 『ゲームマーケット』公式サイト | 国内最大規模のアナログゲーム・ テーブルゲーム・ボードゲーム イベント

 

ゲムマ春は残念ながら中止になってしまいましたが、ゲムマ春に向けて制作した「きゃらおこし」も発売予定です。試遊卓はないですが、ぜひブースに見に来てね!アークライトさんECサイトで少量発売中!

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新作同人誌出します!!

製作中の漫画ページです。こうして紙面にレイアウトすると、ツイッターの画像投稿ともブログともまた違う印象になって、毎回自分でも新鮮な気持ちになります。やっぱり4コマはこうやって読むのがいいな。

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初めて作った漫画同人誌vol.1「GEEK MASHUP!」がB5サイズ80P100話収録だったので、前回同様に100話+冊子限定書き下ろしを予定しています!内容もパワーアップして収録予定ですので、ゲムマ2020秋での販売をお楽しみに!

 

私はこういった対面で販売するイベントが大好きで、さらに今は海外に住んでるので、この1日がすごくすごく貴重なものになります。去年もめちゃくちゃ楽しすぎてぶっとぶかと思ったもんな。去年のイベントレポートはこちら。

 

現在アメリカ在留ビザ関連でややこしいことになっていますが、問題なく一時帰国できるように願っています。またそれに向けて少しずつ原稿を描いていこうと思います。引き続き応援よろしくお願いします!

 

 

なお、現在、日本の以下店舗・サイトさまにて、漫画同人誌1冊目「GEEK MASHUP!」の委託販売を行っております(敬省略)★は通販です。

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東京→コロコロ堂★(漫画のみ)
大阪→lab!DDTデザート*スプーンキンケッドテイル
富山→Engames★

全国→BEEP★イエローサブマリン★

ボドゲーマ★

https://bodoge.hoobby.net/market/items/2869https://bodoge.hoobby.net/market/items/2870https://bodoge.hoobby.net/market/items/2871

現在各vol.1の増刷の予定はなく、アメリカの手元にも数冊しか残さず日本で委託をお願いしています。気になる方は、上記ごひいきの店舗さまや、★マークのある通販にてお買い求め頂けると嬉しいです。冊子には、WEBで公開していない描き下ろし漫画も掲載しています!

 

過去のお話はこちら 

  

 

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2020年上半期ボードゲームベスト10紹介

ブログではお久しぶりです!ヒロです。

 

コロナで自宅自粛期間が続き、ブログも活発になるかと思いきや、そもそもエネルギーが全体的に落ちていました。…そうこうしている間になんと今年半分が終わりました!

 

去年は年間ベスト10のみ振り返りを行ったので、今年は前半の時点で振り返って10選を決めました。年末にもう一度振り返って年間ベストを決められると良いなぁ。

 

※この半年はオンラインでもたくさんボードゲームを遊びましたが、今回の記事では、対面で遊んだフィジカルなボードゲームだけに絞って選定しています。オンライン編は別途下書きに描いているのですがうまくまとまっていない…気が向いたら公開します!

 

それでは参ります!

 

1. Le Harve

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念願のルアーブル!建物を建てたり船を購入したりして、自分の持つ資源をうまく増やしていき、たくさん貿易してお金を稼ぐワーカープレースメント要素ありのリソース管理。資源は毎ラウンド共通の場に補充されるので、そのうち1箇所の資源を全部取りできる。が、前の人が取っていってしまうと、そんなに美味しいスポットは残っていない。そんな時は、建物カードに書かれたアクションができる!建物はたくさんあるが、ワーカーは一人ずつ限られた数しかないので、どこに置くかがかなり重要。ワーカープレースメントと言いつつワーカーが少ないのでキツ目である。ただ、おける場所は多いはずなのに、「これを貯めよう、交換しよう」と道筋が定まったあとは意外と選択肢が絞られて見え、盤面で見えている選択肢の多さほどにはあまり選択肢に悩まない。なので、資源を取るか、建物を立てるだけ!18ラウンド経過するにつれやれる事が嘘のように増えていき、交換最適化を考えるのが好きな私にズブりと刺さる。ちょっと古めかしいチップも、遊んでるうちに愛着しか出ない。ピピーッ!著名デザイナーUwe氏の作品だが、彼のゲームの中で暫定1位になった。傑作である。

 

 

 

2. Pharaon

f:id:iroppu:20200326011115p:plainこちら、アートがブチ抜けて良い「ファラオン」です。いやあ、やっと手に入れました。このゲーム、実は去年のドイツ・エッセンシュピールというコンベンションで新作として目にしていたのですが(この時すでに少し話題になっていた)、フランス語版(英語ルールなし)なのと、荷物の関係から「アメリカで流通するまで待とう…」と一度購入を諦めたのです。が結局アメリカではフランス語版発売から5ヶ月経っても流通せず、カードに言語依存もない、ということで、我慢できずフランスから手に入れてしまった逸品なのです。

 

ゲームはリソースマネジメントとワーカープレースを混ぜたようなもので、ただとてもタイトなリソース管理を要求されます。少ないリソースでできるだけ多くのリソースを得られるお買い得なアクションを見つけ、払った分と同程度のリソースを受け取る。受け取ったリソースでまた次に繋げる。そう、これはまさに「3次元になったガンシュンクレバー(紙ペンゲームの名作です)!」ガンシュンとの違いは、運要素ほぼ無しの実力主義社会。…とこのようなツイートをした後(いや、どのへんがガンシュンなんだろう…)と思っていたのですが、なんか「全アクションが並列」という感じなんですよ。ガイドがない。5つリソース貯めないと踏めないアクションが1個あるのですが、それ以外は並列。だから、どの順でどう取って…というのを全部自分で考えないといけない。細やかなアートの美しさから受ける印象に対し、淡々とリソースのことだけを考えるためプレイ感が少しドライな感じではありますが、そこが好きです。ランダム要素はあまりないので、そうゆうのがお好みの方にはきっとハマると思います。 

 

 

3. A Feast for Odin: The Norwegians

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オーディンの祝祭。著名デザイナーウヴェ・ローゼンベルグの作品。このゲームの名前は何度か聞いたことがあったのに、ずっと遊んでいなかった事を後悔したぐらい、良いゲームでした。メインのワーカープレイスフェーズでタイルを買ったりアップグレードして、獲得したタイルを使って個人ボードをパズルのように埋めていく、ワーカープレイスという名のパズルゲーム。ラウンドが進むごとに、食料を与えてあげなければならない人々が増えていくので、食料タイル収集行為にも気を抜けません。お金や資源の1つもパズルの埋め合わせとして使えるので、ツギハギしてぴったりボードを埋める事がはちゃめちゃに楽しい!でも、ぴったりメインボードを埋めるだけじゃ全然勝てなくて、メインをうまくやりくりした上で、余剰タイルでサブボードを埋めていき、そこで点数を稼がないといけない。考える事が多すぎて確実にパニックになりますが、そのマゾスティックパニックを乗り越えた先に極上の快感を感じることができる素晴らしいゲーム。きっと年間トップ10に入る気もしている。

 

4. Brass: Lancashire

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リソースうまく使って建物建てて鉄道引いて貿易していくゲームです。…それだけ書くとベーシックなゲームっぽいんだけど、独特のプレイ感が形容し難い楽しさを生んでいる!!と勢いよくツイートしましたが、今でも「どこがどう面白いのか」言語化して説明できません。渋い盤面もクールで「ワレスはこうでなくっちゃ!」と、ワレスのゲームはそんなに遊んだことがないくせに一丁前に思います!もう1つのブラスも気になって眠れません、2点差で負けたので再戦したい!

 

 

5. Five Tribes

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ミープルを道中にぽとぽと落として最後の色のアクションを打つ、パズルライクなゲーム。タイルが全体的に分厚いのも良いし、コマがボリュウミィ。やる事はミープルを落としていくだけなのに、どうしてこんなに考えないといけないのか?頭を使っている自分の感じが心地よい。ああそうだ、こうゆうのが元祖ボードゲームなんだ!という顔をして微笑んでくれる。重量級ゲームということもなく、比較的ボードゲームに慣れていない人と遊んでも楽しめる、人を選ばないという意味でも素晴らしいゲーム。買ってよかった!

 

6. Glory to Rome

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このツッルツルで奇妙な色のカード、役割とリソースと建物を兼ねているんです。天才ゲームの元祖です。ほぼ一種のカード表記ルールでここまで面白くできんのほんとうすごいと思います。ゲームの加速度合いも3人でちょうど良過ぎます。二次曲線的に終わるゲームは私は好きです。不満があると言えばこの「色」で、やけに派手で目がチッカチカします。が、ゲームシステムはやはり素晴らしく、今月の「デザイナーさん、君天才か?賞」大賞のゲームです。



7. Twilight Struggle

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アメリカ人にめちゃめちゃ人気の米国対ソビエト連邦の冷戦ゲーム!インスト込み6時間、二人専用ゲームと聞いていたため、これまで通常のゲーム会では遊ぶ機会の全くなかったゲームをやっと遊べました。そんな思い出補正もありますが、それ抜きにしても単純に面白かったので感想を聞いて欲しい。

 

核戦争が起きないようクーデターや小戦争を起こしてだんだんと巨大区域を統制していくゲームで、限られた手札を使って各国の情勢をコントロールしていく。あまりウォーゲームの事を知らないままこのゲームを遊んだのですが、良い意味で期待を裏切られました。驚いた点は大きく2点。2陣営なのにデッキが別れていなくて、どちらのプレイヤーも同じ山札を使うため、両陣営カードを引く可能性がある。これが驚いた要素のうちの1つめ。もう一つは、ゲームを通じてずっと手札から出すカードに書かれた作戦を決行していくのだが、戦争フレーバーに心から100%乗っからなくても楽しいのである!正直こういったゲームは「フレーバーを楽しめてこそ楽しめる」のかと思っていたがどうやらそうではないらしい。だてにBGG1位を取っていたゲームは違う!マップ上の各国のマスに書かれた数字と色が、どちらがそのエリアを支配しているとか、可視化している。なので、カードを使って各国の数値を細かく調整していく部分はその数字を見ていれば分かりやすく、ドライにも進めていける。そこが私にとって一番面白いポイントだった。戦争テーマがそんなに好きでない私が楽しめたのだから、ウォーテーマが好きな人はきっと好きだろう。プレイ時間が6時間と言うゲームは過去最長プレイ時間で、どっと疲れたが、同時に充実感も感じた超大作でした!

 

8. Underwater Cities

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届いた直後に遊ぶヤッホームーブです!テーマが「海底都市を作る」というイカした感じで、コンポーネントの未来感とうまくマッチしています。ワーカーは3色のうちいずれかのエリアに配置するワーカープレイスです。カードも3色あるのですが、プレイに1枚消費します。カードとワーカーを置く場所が同じ色なら、ボーナスとしてカード効果が使えます。特殊なルール、なんとこれだけ。あとはカード効果なども慣れると結構わかりやすい。実は、このゲームを友人に勧められた時に「アンダワ、ルールなんかあってないようなもんだよ」と言われ「(いや2時間級ゲームなのにそんなわけねーだろ!)」と思っていましたが、ルールなんかあってないようなもんでした。びっくりです。水中で目をつぶっているかのように手探りで作り出した都市は、限られた時間で必要な資源を生み出せるか?「次はもっとうまく海底都市を作れる!」「私はどうしたら一番点が伸びたのか?」とゲーム後に考えてしまう、何度も遊びたくなる中毒性の高い作品です。 

 

 

9. Lords of Waterdeep

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盤面にD&Dと記載のあるワーカープレイスメント!ワーカー置き場の熾烈な取り合い。建物タイルを購入すると、ワーカーの置ける場所がどんどん増える。でも、人のタイルの上に置くとそのプレイヤーに利益が発生してしまうので、なるべく置きたくないという気持ちがあるので、選択肢が増えたようで増えてない感じが良い!手札はクエスト形式で、必要な資源を集めるとクエストを達成する。色んなカード効果があるけれど、そんなに複雑ではないので慣れると苦ではない!一度共用の建物を建てると人からもリワードが貰えるのが後に結構効いてくる。2月で1位なのだが「コレ!」という場所がとても説明しにくい。だけど、おそらくカードとか、秘匿情報とか、ワーカーを置く選択肢とか、そういったことすべてのバランスが好みなんだろうと思う。めっちゃ好きで、その理由を無理やり探しけど見つからないの、なんだか「本当に好き」って証拠だなって感じで嬉しいです。(どんなテンション!?)

 

10. Yokohama

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日本のOkazuBrandさんの作品。キックスターター豪華版は満足度の高いコンポーネントがたくさん。ランダムセットアップされたマップ上で、移動してうまく資源を集めて貿易して貿易カードの要求を満たすワーカープレースメント!初期配置とボーナスチップの配置がランダムなので、戦略が毎回変わる。たくさんワーカーを置くと強いアクションを実行できるけど、一気には2個しか置けないのでコツコツ長期的に1個ずつ配置することになる。でも色んな場所でそれをやってるとワーカーが散らばって全然足りなくなるのでほどよく集中させなければいけないのが悩ましい。このゲームは確実に3人がベスト。Yokohamaを遊んでる時に強く思った事、それは、私は相当ワーカープレースメントが好きなんだなぁという事です。そう思えたのはきっと、このゲーム、ジレンマがすごくうまく設計されてるからだと思うんですよね。このゲームに出会えてよかった。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。どのゲームも個性のあるゲームで、思い出すだけでもう一回対戦したくなるものばかりです。もし知らないゲームがあれば、是非見つけて遊んでみてください。

 

久しぶりにブログを書いたら、文章力ってなまるんだなと感じました。これからも無理せず、時々思い出したように記事をまとめてみます。

 

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ドイツ(ケルン)ボードゲーム紀行

2019年秋、ドイツの観光都市ケルンに行ってきました。

 

2019年10月末に決行したドイツ旅のメインは「Essen Spiel'19」に参加することでしたが、それにあわせ港町ハンブルグ、世界最大のボードゲームコンベンションが開催される小都市「エッセン」、エッセンからのアクセス良好な観光地「ケルン」の合計3都市に行ってきたので、そこで巡ったボードゲームショップを紹介しようと思います。

 

今回は、ドイツ編最後の第3弾、ケルンです。

去年行ったヨーロッパの分、やっとまとめられた!

 

ハンブルグ・エッセン編はこちら

 

では、参ります!

 

ドイツ・ケルンの位置 

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ケルンはドイツの西側に位置し、世界最大のコンベンション「Essen Spiel」が開催される小都市エッセンから電車で1時間で行ける観光地です。
  

Essen Spiel'19で遊んだボードゲームレポはこちら。

それでは、ドイツ・ケルンで巡った3店舗を紹介します。

 

Galeria Kaufhof Köln

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ドイツに展開するデパートのケルン店おもちゃ売り場に向かいます。エッセン駅前にあったデパートの雰囲気に少し似ています。ケルン中央駅からは少し歩くので電車がオススメです。

 

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エッセンのデパートに続き、ここでもドイツ年間ボードゲーム大賞の受賞作がフィーチャーされている!その中でもジャストワンは本当によく見ました。

 

 

 

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見た事のない小箱がたくさんあります!あまり見かけない縦長の小箱が多く驚きました。自分がこのサイズで持っているのはブルゴーニュダイスゲームぐらいだろうか。

 

 

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さすがドイツのデパート、ドイツ語のパッケージとドイツ語がたくさん目に飛び込んできます。英語に慣れてからこれを見ると、なんというか「ボードゲーム大国はここドイツだ!!」という感じがします。専門店ではないデパートでは、特にドイツ語パッケージが多い印象です。

 

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アルハンブラのビッグボックス、大箱で見たことのないものまで並んでいます。デパートでこれとは‥次に向かう専門店はもっとすごいんだろうなと心躍らせます。

 

Hive World

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続いて、ケルンのボードゲーム専門店「Hive World」です!エントランスはこんな感じ。路面電車の駅のすぐ近くです。

 

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この店舗は縦長の敷地なのですが、入り口近くからすでに大箱がたっぷり並んでいます。なお、この日は、店の真ん中でポケモンカードの大会が開催されていたため、周りを取り囲んでいる観客の間をぬってボードゲームを物色します。

 

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この店舗で私が驚いたポイントは、アメリカであまり見ない、豊富な小箱の品揃え!専用什器に小箱がキレイに並んでおり、とても見やすい。そういえば、ニムトなんかもアメリカではあまり見ないんですよ(私も、最近ドイツアマゾンから購入したばかりです)。新鮮な気持ちで棚をしばらく眺めていました。

 

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所狭しと並ぶ、棚の上から下まで全部ボードゲーム。あんまりドイツゲームに詳しくない私でさえ気になるものがあり過ぎて困ったのに、マニアの方々が来たら多分どうにかなってしまうであろう、魅力的なお店です。

 

Brave New World

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最後は、こちらもボードゲーム専門店です!ドイツでは外観はシンプルな白いお店が多い印象です。ショーウィンドウにある赤い棚にもなぜか値札が付けられています。

 

 

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地下への階段を降りると、圧倒的な量のボードゲームがアルファベット順にギッシリ!!黄色でぴょこんと出ている札のようなものが、アルファベットの札です!床にまでボードゲームが置かれています(笑)

 

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隙間があれば縦でも横でもいいから一個でも多く詰め込め!という意気込みが感じられます。ここも見たことのないゲームが大量にあり、品揃えが違ってて、ずっと見ていられる…!!

 

だらだら商品整理をしながら雑談している女性店員二人のダウナーな雰囲気も最高です。階段の踊り場のソファーに座っているダースベイダーの二頭身人形なんかもゆるさを醸し出していて最高です。左に写っているピンクのバケツは片付け中の荷物のようです(笑)どこまでゆるいんや。

 

 


なお、この日には閉店時間となってしまい残念ながら訪れられなかった「SpielBrett」という店舗があるのですが、中古の品揃えが絶句するレベルで、ボードゲームマニアなら必ず満足できる品揃えだと聞いています。次は必ず行きたい…!

 

その他観光地など

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ケルンはエッセン開催に合わせ日帰りでさくっと訪問したためボードゲームショップ巡り中心になりましたが、ケルン大聖堂はケルン中央駅目の前のため必ず訪れるべき場所だと思います!壮大で、縦長の写真でも全く入らず、、日曜日はお休みなので注意。

 

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ここはケルン内というよりドイツで訪れた飲食店の中で1、2位を争う美味しさでした。ビーガン料理で、プレートの大きさに応じて料金が決まります。写真の量で10ユーロぐらいだったような気がします。味がしっかり生きていて、物足りないという事は全くありません。本当に美味しい!野菜もたまにはしっかり食べたいという方にも良いのではないでしょうか!「Sattgrün Köln」というお店です。デュッセルドルフにも姉妹店があるので、気になる方はぜひ!

 

まとめ

ケルンのゲームショップと、旅の思い出を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ケルンは、コンベンション「エッセンシュピール」のエッセン滞在に合わせて日帰りで訪れやすい場所だと思うので、エッセンに訪れる予定のある方は、旅程の前後で是非見てみてください。エッセン開催中の日程で訪れる場合は、日曜がほとんどのお店が休みになってしまうので、日曜以外のどこか1日をケルン観光に当てることをおすすめします。

 

ドイツのハンブルグ・エッセン編はこちら。

 

 

この旅でドイツ入りする前に巡った、スウェーデンノルウェーボードゲーム紀行はこちらです。

 

 

その他のボードゲーム紀行はこちらからどうぞ

 
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