Hiroのボードゲームあれこれ

アメリカをはじめとした海外のボードゲーム紹介・ショップ訪問記、ゲーム製作記をつづります。

『Gen Con 2018』気になる新作ボードゲーム紹介(その4)

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北米最大のボードゲーム祭「GenCon」がいよいよ今週末に迫ってきました。今年はなんとGen Conに参加できることになったので、自分の欲しいものリストを写真つきで作成し、ブログで公開しています。

 

長くなるので1記事5ゲームずつまとめていて、本日はその4です。その1が一番買いたいものが詰まったリスト、その2は次点。その3は変化球系、今回その4は一周回ってきてまたほんとにガチで欲しいやつです(笑)

 

先日公開したその1・その2・その3の記事はこちらです。


 

 

それでは本日の5作品、いっきまーす!!

GenConアドレナリン出っ放し!!

 

つべこべ言わずに説明していくゼェ!!!!

Archmage

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1-4人用、60-120分、kickstarter発。ダブルレイヤードボードがかっこィィ!!!!カードに言語依存がかなりありそうです。

 

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概要和訳!

Archmageでは、プレイヤーは魔術師となって、古代遺物を回収するために土地を旅し、信者を集め、6つの魔法の領域で弟子を養成します。秩序の力が成長するにつれて、お互いに対して見習いをピットし、呪文や魔法の力を使い、魔法を織り成すための独自のメイジタワーを建造します。より高度な呪文を習得することで、最も強力な魔術師を目指すゲーム。基本セットは18種類含まれていますが、拡張で更に増える(?)みたいです。

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 この怪しい集会みたいな雰囲気、めっちゃ良い・・!

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Brass: Birmingham

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「Brass: Lancashire」と「Brass:Birmingham」は同時発売ですが別ゲームのようです。

 

2-4人用、120-180分。Martin Wallaceの往年の名作Brassがkickstarterからリメイク。カード・ボードのアートワークも全て最高にかっこいい出来!二人専用にも対応する為に両面ボードに変更されていて、それ以外はほぼ同じのようです。

 

産業革命の間、ランカシャーで競合する綿の起業家による経済戦略ゲームです。新版バーミンガムは、旧版ブラスの続編という立ち位置。そして新たに醸造所や製造品、陶器という新しい販売システムが導入されています。バーミンガムのベストは3人、ランカシャーのベストは4人とな。

 

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日本のキック組はちょうど昨日発送通知がきたみたいですね。がんばって会場で遊びたい。

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 The GAME

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2015年に発売された大人気ゲーム「The GAME」のtarget版です。

 

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見てくださいこの可愛さ!!!

 

これがTarget Editionとして秋に発売される、というアナウンスがあったのですが、なんとGen Conでもうすでに出るようなのです。夏じゃん!

 

てわけで、買います。これは買います。

 

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Oceans: An Evolution Game

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なんと箱絵もまだ未公開。

 

ゲームのテーマ概要:

North Star Gamesの賞を受賞したゲーム「Evolution」の続編「Oceans」は、新しいメカニズムと特色を備えた、まったく新しい、独立して遊べる海洋進化のゲームです。

Evolutionでは、プレイヤーは食糧が不足して捕食者が潜んでいるダイナミックな生態系に種を適応させますが、この世界ではできごとがすべて水中で起こります。 プレイヤーは巨大で穏やかなフィルターフィーダーであり、学校やインキを通して捕食から身を守り、底面のフィーダーとして海底のスクラップを捕まえたり、他の種を悪性寄生虫として取り除いたり、アペックス捕食者に進化して狩りをすることができます。 これらと他の多くの可能性がたくさんあります。

 

全然どんなゲームかわからないですね(笑)しかし、こうゆう情報が明らかになっていないものこそリストアップして、Gen Conの現場で見てくるべきなのだ・・・

 

Evolutionも遊んだことないので、予習します。

 

 

 

 

Scarabya

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1-4人用、15-20分。世界的な考古学チームのリーダーとして、地球の四隅にキャンプを設置し、謎の文明スカラビアが遺した黄金のスカラベを発見することがあなたの仕事です。

 

Scarabyaはタイル配置のパズルゲームです。タイルを配置することによってスカラベをスコアリングし、1~4の四角形の囲まれたゾーンを作成することが目標です。 囲まれたゾーン内の各スカラベは、ゾーン内の四角の数に等しい数のポイントの価値があります。 プレイヤーはすべて同じタイルを順番にプレイします。  このゲームは、12枚のタイルがすべてプレイされた(置かれた、または破棄された)後に終了します。 ポイントが最も多いプレーヤーの勝利です。

 

アークライトから日本語版アナウンスがありますが、私は関係ないのでこっちで買います(笑)

おわりに

今回は、わりとほんとに欲しいやつ中心の気になるリストでしたがいかがでしたでしょうか?The GAMEのターゲット版は、Twitterでも結構反響があったので、日本からTargetで通販される方も多くなるのではないかな。できないのかな?

 

さて、そろそろGen Conの物理的な準備に取り掛かります。NYからは飛行機で2時間半です。会場で効率よく回るため、ピックアップしたゲームがどのブースなのかまとめ、詳細リスト作ろうと思いまーす!ではでは!

 

先日公開したGen Con新作その1・その2・その3の記事はこちらです。


 

 

 

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当ブログの人気記事はこちらです。

 

『Gen Con 2018』気になる新作ボードゲーム紹介(その3)

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北米最大のボードゲーム祭「GenCon」がいよいよ今週末に迫ってきました。今年はなんとGen Conに参加できることになったので、自分の欲しいものリストを写真つきで作成し、ブログで公開しています。

 

長くなるので1記事5ゲームずつまとめていて、本日はその3です。その1が一番買いたいものが詰まったリストですね。その2は次点。今回は、自分では買わなそうだけど気になる変化球系を5つあげようと思います(笑)

 

先日公開したその1・その2の記事はこちらです。



 

それでは本日の変化球5作品、いっきまーす!!

 

Tiny Epic Mechs

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時は3030年。技術は、想像を絶するエンターテイメントを人類に提供します。以前はバーチャルリアリティであったものが今や現実であり、かつてはフラットスクリーンを占領していたスポーツが今では世界の舞台を占めています。5年に1度、何億人もの視聴者が最大のショM.E.C.H.s (Mechanized Entertainment Combat Heroes)の光景を目の当たりにしています。

 

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フォロワーさんに教えてもらった作品。写真をみたら・・ぎゃあなにこれ。ミープルがいかつい装備をして戦っている・・

 

概要テキトー和訳は以下。

Tiny Epic Mechsでは、プレイヤーは高度に熟練された運動能力のあるMechのパイロットの役割を担っています。6ラウンド制で、プレイヤーはプログラム可能な8つのアクションのうち4つを選択します。高得点の防御砲塔を配備し、隠された価値のある爆発的な地雷を撒き、資源を集め、武器を購入し、パワーアーマーや最終的にはメックスーツにパワーアップさせながら、アリーナを移動し続けます。各プレイヤーは独自のパワーアーマーを持っていますが、メックスーツは1つだけです。

 

プログラムされたアクションは、全プレイヤーが4アクション実行するまで順に1回ずつ実行されます。戦闘は速く、戦闘ごとに各武器を1回だけ使用するため、武器が多くなればなるほど戦闘が長く続くことになります。もっとも多く得点を稼いだプレイヤーが勝者です。

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キックのプレビュー動画から。カード裏面が近未来バトルアリーナっぽい雰囲気で良いですね〜!中学の時に死ぬほど遊んだラチェット&クランクの闘技場みたい!!

 

 

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My Little Scythe

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My Little Scytheは『Scythe/大鎌戦役』から着想を得てデザインされたファミリー向けのボードゲームです。1-6人用、プレイ時間は45-60分。ScytheとMy Little Ponyの融合で、小学生からプレイ出来るようになっているファミリーゲーム。デザイナーはお父さんと5才の女の子というから驚き。元々はファンメイドのゲーム(PnP)だったのが、Stonemaier Games代表のJamey Stegmaier氏の目に止まり、デベロップ~製品化となった夢のあるゲームです。インタビュー全文はこちらから。

Stonemaier Games新製品紹介+α|EL-CO|note

 

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Scytheは写真でしか見たことないですが、めちゃくちゃ可愛くなっている・・これなら友人との普段の自宅ゲーム会でも稼働するかもしれない!

 

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The Potion

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Player 3-7人用、10-20分のシンプルなダイスゲーム。

 

世界の賢明な錬金術師たちの出会いは、普遍的に注目を集めています。錬金術師たちは、珍しいキノコ、秘密の液体バイアル、有毒なカブトムシといった基本的な成分で始まります。ウィットとブラフゲームの要素があり、彼らは自分の食材を取り除き、最終的な薬を支配するために戦います。

 

各ラウンドの始めに、一人のプレイヤーがダイスを振って、入札する対象の成分を決定します。 ダイス結果を見たら、各プレイヤーは秘密裏に手札からから1つの原料を選んで、もう一方の手に置きます。 全プレイヤーが選び終わったら、選んだ成分を全員オープンにします。

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ダイス結果の成分の種類と量を比較します。 ダイスが決めた条件を満たしたプレイヤーは、自分の材料を捨ててボトルに入れることができます。勝利条件を満たしていないプレイヤーは、材料をそのまま保持します。ダイスは、振った次のプレイヤーに時計回りに渡され、新しいラウンドが始まります。

 

もっとも早く、手札の材料が1種類になったプレイヤーが勝者です。

 

変化球ってほど変化球でもないか。ちょっとシンプルすぎる気もするけど、かるーく遊べそう。

 

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Dude

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Dudeは「Dudeって言うゲーム」です。 はぁっていうゲーム、的な。カードは、 Dooode / Dewd / Dude / Dude? / Tiny Dude / Tie-dyed Dude の6種類です。

 

ルール概要和訳。

このゲームの目的は、一致しているカードをできるだけ多く、すばやく見つけることです。 自分のカードに何と描かれてるかをもとに、言いたいと思う単語の「Dude」を言います。 同時に、他のプレイヤーが「Dude」という言葉をどのようにして言うか聞いてみましょう。 Dudeの本質は、別のプレイヤーと同じカードを持っているかどうかを見つけることです。

 

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いやいや待って、公開されてるルール画像がこれだけって、このデザインもなんなん。こじゃれたクラフトビールショップのメニューかっつーの!

 

日本語化したら「デュード」「デュドゥ?」とかさらに差分がなくて地雷みたいなゲームになりそう(笑) 遊ぶ相手によってめちゃ楽しくなるやつですね。好きですよ、こうゆうの。

 

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Super Mario Bros. Power Up Card Game: Underwater Edition

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これは変化球以外の何者でもないですよね(笑) 万人に受けるから持ってても良いか〜、いやいや待て待て他に買うべきものがいっぱいあるだろ〜これは絶対待ってたらTargetとかにポイっと売られてそうだから見送り見送りィ!

 

一応ルール概要テキトー和訳。

このゲームは、任天堂の最も象徴的なビデオゲームの秘密の水中世界にワープゾーンを超えて現れました!危険を冒し、知恵を絞ってレベルカードを保持したり交換したりしてください。 「?ブロック」カードはスコアを修正し、エクストリームトークンを使って浮き続けましょう!

 

ルールも全然公開されてないので、会場で見れたらいいなぁ〜!

 

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おわりに

今回は、自分では買わなそうだけど気になる変化球系を5つあげましたが、いかがでしたでしょうか。今見返すと、買わなそうとか言って調べ出したのに、結局最後は欲しくなってるのが多いですね。何個買うんですかね(笑)

 

気になったものをかたっぱしから調べていくと、案外5個はすぐですねー。当日までに何個調べられるかな〜。

 

先日公開したその1・その2の記事はこちらです。


 

もうちょっとかけるかな?時間の許す限りまとめます〜!

未知のゲームを調べるの、めっちゃ楽しい〜〜!!!ではでは〜!!

『Gen Con 2018』気になる新作ボードゲーム紹介(その2)

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北米最大のボードゲーム祭「GenCon」がいよいよ今週末に迫ってきました。今年はなんとGen Conに参加できることになったので、自分の欲しいものリストを写真つきで作成し、ブログで公開しています。

 

長くなるので1記事5個ずつにしてまとめていて、本日はその2です。

 

先日公開したその1の記事はこちらです。

hirobodo.hatenablog.com

 

それでは本日の5作品、いっきまーす!!

Spring Meadow

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雪が溶けて、春がやってきました。春はハイキングに最適な時期です。慎重に登山ルートを選択し、マーモットの巣穴に注意し、十分な軽食を詰めなければなりません。雪の中で空腹になって座ってしまうと、エーデルワイス山脈のハイキングピンを獲得するチャンスはかなり低くなります。

 

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Spring Meadowは、2016年に発売された「Cottage Garden」と2017年発売の「Indian Summer」に続くUwe Rosenbergのパズル3部作のフィナーレです。今回は49種の172タイル入りで、このゲームの難易度は、2つのゲームの中間ぐらいのよう。

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穴のあいたタイルって見たことないと思ったけど、すでにインディアンサマーであいてたんだな(笑)テーマと季節がそれぞれ違って、今回は「春」。雪解けってのがまたいい。ウヴェ氏が好きなら買って良いのでは。

 

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The Oregon Trail Game: Journey to Willamette Valley

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オレゴン州をワゴン車で旅するタイル配置ゲーム!

 

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スタート時の盤面は空だけど、最終的にタイルやコマで賑やかになっていって面白そうです。そしてこの盤面と全体的なセットアップの感じが、すごく自分が好きそうなゲームの匂いがします。

 

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Spirits of the Forest

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2人用カードゲーム「Richelieu」のリメイクのようです。パッケージは落ち着いてるけど、カードはトゲのあるビビッドな色使い、素敵。パッケージのイメージと相反する、やっぱりコンポーネントの絵は重要なキャッチになりますね。

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ルール概要があったので簡易和訳。

プレイヤーは4つの「自然」の要素を扱います。最大4人のプレイヤーが、異なる自然の要素をもつ9種類の霊のシンボルを獲得して戦います。ターンごとに、プレイヤーは森(精霊タイル48個)から最大2つの精霊タイルをドラフトし、恩恵トークンをとったり、移動をおこなったり、場所を収集したり、宝石を回復したりします。プレイヤーは、すべてのタイルが森から収集されるまで順番に取っていきます。ゲーム終了後、プレイヤーは多数の(恩恵トークンによって強化された)精霊ごとに自然ポイントを得ます。ゲーム終了時に最も多くの自然ポイントを獲得した人が勝ちます! 

 

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Caper

 

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Caperは、各プレイヤーが泥棒となり、ヨーロッパの人気の施設からお宝を盗む、2人用のカードゲームです。

 

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Caperは6ラウンド制で、カラフルで奇妙なデザイン。カードドラフト・エリアコントロール・セットコレクションを組み合わせたゲームです。 プレーヤーは、特定の泥棒の検挙し、特定の装備の提供、貴重な芸術作品の盗難などの挑戦を受けます。 都市のバリエーションが異なるため、毎回ユニークな遊び方ができます。

 

サマリーに少し言語依存があるだけで他は簡単そう。アートワークも好み!

 

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Megaland

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Near and Farのデザイナーの新作。2-5人用プレイ時間20分。ビデオゲームの世界に入り、モンスターと戦うファンタジーゲーム!

 

こちらも簡易和訳!

 

各ラウンドの開始時に、各プレイヤーはいずれかのレベルタイルにキャラクターを置き、宝を1つドローしてキャラクターボードの上に置きます。最上位のレベルカードをドローし、プレイヤーがモンスターからダメージを受けるかどうかを確認します。プレイヤーは、ラウンドを離脱して自分の宝物を得るか、あるいはこのまま進み続けるかどうかを決めることができます。このまま進む場合、さらにお宝カードを引き、次のレベルのカードを公開します。HP以上のダメージを与えられたら冒険に失敗し、ラウンドから除外され、持っていた宝を失います。20枚のコインを誰かが取ったらゲーム終了、コインが最も多い人が勝者です。モンスターだけだとよくある感じですが、建物カードが出せたりするところがオリジナルなゲームシステムなのかな?

 

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今回のGenConではデモのみみたいです。アップされてる情報が少ないのも、ワクワク感があっていいですね。会場で見てこようと思います!

 

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おわりに

今気になる5つの新作ボードゲームその2を紹介しましたがいかがでしたでしょうか。当日まであと4日、テンションあげてくぞ〜!

 

GenCon新作ゲーム紹介その1はこちらから。 

hirobodo.hatenablog.com

 

追記

その3の記事はこちらです。

 

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当ブログの人気記事はこちらです。

『Gen Con 2018』気になる新作ボードゲーム紹介(その1)

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北米最大のボードゲーム祭「GenCon」がいよいよ今週末に迫ってきました。

Gen Con概要

Gen Conは、米国インディアナ州インディアナポリスコンベンションセンターで4日間に渡って開催されるイベントです。今年で51回を迎えるイベントで、アメリカ市場での新作発表、有料の試遊ブースなどがあり、巨大イベントです。2018年は8月2日〜5日で開催されます。

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アメリカのちょっと東寄り。ニューヨークからも距離1200km、飛行機で2時間半かかります。遠っ。

 

しかし今年は。

 

Gen Con初参加します!!!!!

 

サークルメンバー2人がわざわざアメリカまで遊びにきてくれることになり、3人で行けるということでワクワクして申し込んじゃいました。

 

しかし天下の巨大イベント「エッセン」と違い、参加する日本人は少なそう・・富山の気鋭のゲームカフェ「Engames」オーナーのsugikiさんとお会いすることになったので、お話をお聞きするのが楽しみです。

 

なお私は米国在住で日本語版発売の恩恵は受けられないので「日本語版発売しそうだから買うのやめよう」というブレーキは存在しません。危険です(笑)

 

では、Gen Conの気になる作品を列挙していこうと思います。長くなるので1記事5個ずつにしてまとめていきます。その3ぐらいまで出せれば上等〜〜!本日はその1!いきます!

 

Coimbra

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 (BGGから画像引用、以下トップ画像も同様)

ダイスドラフト・配置ゲーム!「ロレンツォ」「グランドオーストリアホテル」をデザインしたFlaminia BrasiniとVirginio Gigliのコンビの期待の新作です。気になったので事前にクイック和訳を行いTwitterで公開したのですが、その日に日本語版(ホビージャパン)が発表されたという、ある意味思い出深くなったゲームです(笑)

 

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テキトー和訳ですが、全体概要が気になる方はこちらをご参照ください。 

クイックルールブックはテキストのみだったので、動画をありえないほど見て、画面キャプチャを行い必死で挿絵を作った良い思い出。おかげさまでコンポーネント一覧はまぁまぁ頭に入っています(笑)

 

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内容は、ダイスドラフトといえどダイスは全プレイヤーで13個しかなく、ドラフトした各自3つのダイスの色・数でできるアクションが変わります。数字が高いと左からお目当のカード・タイルが取れるけど、色をコンボさせてボード右部の各ダイス色に対応したトラックに注力して点数を伸ばすこともできる。こりゃー、面白そうです。探検カードも毎ゲームでランダム6枚なので、リプレイ性も高そう。

 

実際見かけたら遊ぶか購入しようと思います。

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 Dinosaur Tea Party

 

恐竜たちのお茶会のゲームです。アートワークのインパクトがすごい(笑)

 

修道院のお茶会に招待された恐竜たちが、おしゃべりを楽しんでいます。ただ、誰の名前も覚えていません!ある恐竜はペットを連れてきたり、ブローチをしていたり。その特徴を他プレイヤーに聞いて推理して行きます。

 

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2-5人用のターン制の推理ゲームで、3匹の恐竜の名前を一番先に当てた人が勝ち。子供と遊べそうなシンプルさ。4×5=20枚の恐竜たちから各特徴で絞り込んでいくのですが、推理ゲームであるP.I.より随分簡単そう。

 

コンポーネント、紅茶によくついてるネームタグ、ティーバッグタイル、砂糖キューブのトークンが全部統一感あって可愛い〜!

 

いつも行ってるゲーム会で仲良くしてくれてる方が「8歳の子供と遊ぶならこれ!」とこのゲームの名前を挙げてたので、その方へのお土産にしたいと思います!

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Reef

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場からカードを引いて、そのカードに書かれたサンゴトークンをドローして置いていく、簡単なタイル配置ゲーム!2-4人用、30-45分、ウェイト2.0!パターンビルディングで、センチュリースパイスロードのデザイナーの新作。アズールとセンチュリーの合いの子みたいなゲームとのことで気になったのがきっかけ。

 

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こちらも先ほどのCoimbra同様、簡易リファレンスがBGGに非公式で公開されていたので和訳作りました。単語が簡単だったので、テキトーさはコインブラよりマシなはず。

 

 

 

得点がもっとも高い人が勝つ定番のゲームですが、得点方法はカードを出したときにカードのパターンが何個場にあるかで決まります。低い点数のカードでも、場に繰り返しあらわれるパターンによっては高得点になり得ます。

 

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コインブラより随分シンプルなゲームですが、遊ぶ相手を選ばなそうで気になります。

そしてきっとこれは日本語版が発売されそうな予感(多くのフォロワーさんにそう言われた。笑)ちょっとサンゴ礁トークンがチープそうなのが気になりますが、ルールは簡単そうで良いですね。

 

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expancity

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2-4人用、45-60分の、タイル配置ゲーム。住宅用と商業用のタイルの上にビルを建設していき、銀行や学校などの近くに建設することでボーナスポイントが得られる。めちゃくちゃ「マンハッタン」みたいだけど、マンハッタンはピース置いてくだけだけど、こちらはタイルの条件も関係あります。配置条件を満たすとポイントを得られるボーナスカードを各自、秘密裏に持ちます。

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公開されてるルールブックの最後の行にこんな一文が。

Now sit back and relax as your opponents destroy the city Godzilla-style and then clean up the pieces.

ゴジラ・スタイルで相手の組み立てた街を壊してリラックスしてからピースを片付けましょう」って書いてるww Godzilla-styleって副詞は初めて見ました(笑)

 

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Trade on the Tigris

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3–6人用、60–90分、Geoff Engelstein & Ryan Sturmによるデザインのセットコレクションゲーム。5ラウンド中の各ラウンドで開発カードを獲得し、リソース(カード)を生産し、他のプレイヤーと交渉し、ポイントを得る。自身の都市の主要な宗教と政府は変動し、自身の都市の能力を発展させる方法も一緒に変化する。 

 

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Miniture Marketのレビューによると、ユーロゲームかつ交渉が楽しめるゲームのようです。

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交渉は苦手だけど、言語依存もそんなに高くなさそうだから、締まったプレイ感なら欲しいなぁ。

 

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おわりに

今気になる5つの新作ボードゲームを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。当日まであと4日、もう少しライトに書かないと記事ぽんぽん出せないので、次からはもう少しライトな感じで書きます(笑) ではでは〜!

 

 

追記

その2・その3の記事はこちらです。

 

 

 

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当ブログの人気記事はこちらです。

不完全な英語の情報発信について

最近はアメリカのボードゲーム中に聞こえた単語や大学の授業で聞いたことなどをメモし、自分なりに解釈して書き下し、#hiroBGM のタグをつけてメモを公開しています。

 

 

 

いつもハピネスな私ですが、ここ数日「不完全な英語メモは情報発信すべきではないか?」について考え、自分なりに結論を出したのでそのエントリーです。

 

今回、ボードゲームの簡易和訳公開は別の問題も含むので、あくまでボードゲームの「英語メモ公開」にフォーカスします。

 

結論は「自分の立場を表明した上で、積極的に情報発信する」です。

 

まずはじめに、私自身についてお伝えします。

 

私は渡米1年目のひよっこで、現在はNYコロンビア大学で英語の短期クラスを受講している30代学生です。留学経験は10代に1ヶ月弱ですがほぼなし同然、英文科でも何でもない理系大学院を20代に卒業してます。SEの仕事では英語のドキュメントを読むこともほぼなく5年勤務し、渡米を期に退職しました。そんな私ですが、最近はアメリカのボードゲーム中に聞こえた単語や大学の授業で聞いたことなどをメモし、自分なりに解釈して書き下し、#hiroBGM のタグをつけてメモを公開しています。

 

そもそもなぜこんなメモ公開をやっているか考えてみた時、「1.まとめるのが楽しいから」が大前提として最初にあり「2.自分の語学学習モチベーション管理のため」が大半を占めます。その次に「3.参考にしてもらいたい」がきます。

 

「1.まとめるのが楽しいから」
これ関しては完全に私の趣味なので説明するまでもないですね。アクセなどもそうなんですが、作れば作るほど精度や速さがあがってきた経験を身をもって感じています。そのスキルアップしている感じが楽しい。絵をかくのも好きですが、字を書いてまとめるのも好きです。

 

「2.自分の語学学習モチベーション管理のため」
語学の習得は継続のための「モチベーション管理」が大事だと思っています。この「モチベーション管理」というのが簡単なようで厄介であり、10代の頃にはこれができずセンター試験は無残な結果に、その後20代で英語を日々継続することに挑戦するも、ことごとく失敗してます。上記で述べた英語メモの情報発信は、このモチベーション管理に大きく寄与し、汚いノートから断片的な走り書きメモを探し出すのではなく、自分で振り返ることにも役立っています。10代、20代の頃よりは表現力があがり、SNSもそこそこ使いこなせるようになっている。Twitterという比較的ライトに自由なことを発信できるインフラを今使わない手はないでしょう。

 

「3.参考にしてもらいたい」
生活で英語に触れる機会のない方にとっては、私レベルの英語でも、有益な情報になりうるのではないかという思いがあります。日本語と英語を描いていますが、「英語表記部分」は、ゲーム会中の他者の発言メモを聞き取った内容や、教科書に載っていることをできるだけ書いているので、私自身が考えた英語でもないということから、最低限は大丈夫なのかなと思ってます。

 

これら3つの動機で行なっていると思います。最初から意識していたわけではなく、振り返ったら、ですね。

 

しかし、不完全な英語メモが拡散される状況自体に疑問を覚えるツイートをみて、自分のモチベーションが大きくマイナスに振れてました。すなわち「2.自分の語学学習モチベーション管理のため」と「3.参考にしてもらいたい」が同時に満たせていない状態です。そこで、果たして動機や目的が果たされているのか?と考え直したわけです。ツイートもブログもしばらくする気になれなかったのはそのためです。

 

しかし、もし「不完全な英語メモは情報発信すべきではない」が正とするなら、おそらく私の性格上、この先一生何も英語について発信できません。普段の私の性格はポジティブですが、こと語学に関しては自己肯定感が低く、おそらくこの先「正しい英語」を話せる気がしません。何年も在米されている方の「まだまだ完璧な英語を話せない」を聞くたび、語学を習得する難しさに辟易します。

 

また、英語をアウトプットしないことにより、私自身の語学学習のモチベーションも下がります。ほかの制作物をアウトプットするマインドも無くなりました。英語が少しでも関連していると批判がくる可能性があってアップできない、いうルールがあるとするならば、私の最近のアウトプットは何もアップできてないです。

 


なので、あくまで私が現在学生真っ只中の英語初学者であることを表明し、そのレベル感をご理解頂いた上であれば「メモの発信」は行ってよいことにする、という結論にいたりました。表明した上で1,2,3を満たせるのが自分にとってもフォロワーさんにとっても一番良いのかなという感じです。

 

古くからのフォロワーさんは「お前、いつも適当なのに何真面目に言い出してんの?ww」とお思いかもしれません。ですが、これから長いスパンで向き合うことになる「英語」「発信」に対する姿勢の問題なので、このような形でちゃんと表明したい、という気持ちになり書きました。

 

というわけで、これからも英語・ボードゲームの発信共に暖かく見守っていただけると嬉しいです。

 

週5の授業が思ったより忙しく、余裕のない毎日になってしまってます。ただ、ツイートしてなかった間、ボードゲームはちゃんと遊んでたので、追って公開します。

 

明日(7/29)誕生日です(^^)

 

ボドゲイム hiro @bodogeimu

アメリカで参加しているボードゲーム会の環境面を紹介

いつもTwitterでは遊んだゲームについてメインでつぶやいていますが、今回はニューヨークで普段参加しているボードゲーム会の環境面について語ってみます。

 

リアリティに溢れすぎてひいちゃうかもしれませんが、日本で参加していたゲーム会とはかなり異なる面も多々あると思うので、参考になるといいなぁ。

 

「ゲーム中の習慣」の章は、私のメンタルの強さが全面に出た項目だと思います。ボードゲームあんまり興味ない人も読んで欲しいアメリカ・カルチャー。それでは、NY郊外の現場から赤裸々にレポを綴ります!

 

参加登録方法

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「meet up」というWebサービスで事前ユーザ登録を行い、パブリックに募集されているイベントへ「参加する」のみです。この形式はいわゆる「オープン会」と呼ばれ、知り合いのみで開かれる「クローズド会」の対になる形式です。(余談ですが、筆者のクローズド会運営ノウハウはこちらから)

 

イベントには人数上限が設定されていないことが多いのはアメリカらしいかな?登録時には「好きなゲームを3つ自己紹介としてあげる」などの文化があります。私が参加しているボードゲーム会は、毎週固定の場所で開催されるため、事前登録なく来られる方も多いので、慣れてくると事前登録なしでも参加できます。ネットの事前登録は「新規参加者のために仕組み上存在する」といった感じです。

施設

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ニューヨーク郊外で開催されている当会は、公立図書館の地下1階で行われています。主催の方が毎週1回17:00-21:30で施設予約を行ってくれているようです。

 

利用料無料・飲食OK・騒いでもOK・隣の部屋でイベントが行われていることはほぼない」という素晴らしい施設です。片付けも不要で、図書館の清掃係の方がたまに掃除をしにやってきます。参加者に女性が全くいないため、地下階の女子トイレは貸切です(笑)トイレは(アメリカでは全般的に)綺麗とは言えませんが、その点を除けば快適な環境です。

 

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左奥に見える赤と黒の背もたれクッションのようなものは、腰痛のある方はみんな椅子の上に載せて使用しています。たしかに硬い椅子に長時間座ると辛いんですが、洗濯してなさそうなので私はあまり使用してません(笑)

 

参加者

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参加者の年代は20代〜40代。お子さんがおられる方や単身者など様々ですが、99%が男性です。雰囲気はこんな感じ。まぁまぁギークな感じです(笑)会社員がほとんどで、5時に会社を切り上げて9時まで遊び、ご家族がおられる方は自宅で食事、単身の方はこの場でピザなどを食べてることが多いです。

 

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顔写真は載せられないので、イラストを書きました。ボードゲームガイズ。

 

参加人数は6人〜15人くらいなので、1卓〜4卓ぐらいの小規模な会です。

 

 

ボードゲームを持ち運ぶケース・バッグ

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ゲームを持参するバッグ。日本で開いていたクローズドのゲーム会では、主催側はスーツケース、ナップサックに何個か詰めて持ってきてくれていたイメージですが、こちらは正方形のクッション性のあるバッグ、または大きめの手提げ袋が多いです。会場まで車で来られる方が多いので、口が閉まっているかは問わないイメージですね。

 

先日フォロワーのピーヨツさんがUber Eatsのバッグを購入し紹介されていましたが、このサイズ感が多いです。私も欲しい。

 

 

ゲームの遊び方

アメリカなので当たり前ですが、日本語を話せる方はおらず、全員ローカルの方です。そのため、日本のゲーム会では行わない事前準備を行い、当日ももちろん英語で遊びます。軽いものから重いもの(4時間)まで遊ばれますが、1〜2時間のそこそこ重いミドル級のゲームがよく遊ばれている印象です。パーティゲームっぽいと「俺はパスね」と言う方もおられます。

 

自分で新しいゲームを持参する場合は、英語のインスト動画を見たり、日本産ゲームの場合は事前に一度インスト練習を行うことが多いです。なぜなら英語ルールが同梱していないので、質問を受けても日本語ルールしか参照できないからです(笑)日本語インストでもそうなんですが「言い換えを行うボキャブラリー」が欠如しているとインストは厳しい。ここは英語学習の課題です。

 

他の方のゲームで遊ぶ場合、その場でインストを聞くことがほとんどです。参加者の方がBGGのOwnedリストを公開されてる場合があるので、遊びたいゲームは事前にプレイスルー動画をチェックして、プレイに備えています。ドイツゲームの場合、BGGからEnglishルールやサマリーを印刷してくる方もおられます。

 

アメリカ人でもインストの得意・不得意がもちろんあって、英語がわかっても「順番に話して!」「結局どうゆうことだ!?」という場合がありますので、動画配信されている方のインストを事前チェックする方が安心です。異例として、主催のうちの一人のMark氏のインストが超わかりやすいので、Markが参加している卓には新しいゲームでもガンガン入りがちです(笑)

 

ゲーム中の習慣

日本と異なるなぁと感じた4つの習慣は以下。

 

・ピザ食べながらプレイする

当初衝撃を受けたのですが、左手でピザを食べながら右手でプレイしています。手の所作の美しさなど微塵もありません。片手だけなのでカードは適当にぽいっと出します。一応同じフロアにお手洗いはありますが、食べた手もナプキンで拭いてそのままプレイされることが多い。ここは、衛生的な方(日本人)はカルチャーショックが一番大きいところかと思います。ウェットティッシュを持参しているのは私一人です(笑) ボードゲームの衛生面を考えると、スリーブは必須です。

 

・アプリでスタートプレイヤーを決める

こちらにきて驚いたことは「ジャンケンをしない」ことです。Rock,Scissors,Papers って聞いたことないぞ。スタP決定方法も完全無視、Chwaziというスマホアプリでスタートプレイヤーを決めます。他の会では、手の中に全色ミープルを1つずつ握り、ランダムで1個取る、という方法も見たことがあります。しかし、うちのゲーム会ではほぼアプリですね。

 

 

 

・プレイ写真を撮らない

日本のように遊んだプレイ写真を撮る、SNSに写真をアップする習慣が全くないため、手番を決める時以外スマホを使うカルチャーがありません。私だけが、毎回写真係を名乗り出て手番外で他の卓も撮影してます。珍しいのか、"Are you a photographer?"と言われます(笑) 日本で「ボードゲームだけ撮って!顔は撮らないで」という感じも全然ないので、そこはオープンで楽です。

 

・椅子の上に片足で立ってプレイする人がいる

これは多分うちの会の特殊な1名だけですが、日本の友人に驚かれたので書いておきます(笑) 気分が盛り上がってるからなのか、靴を脱いで椅子の上に片足で立ち、カードを出すときは上から出す、山札ドローのときだけ机に近づいています。足元がグラグラしてて危ないです。身長が190cmぐらいある方なので、カードがかなり上から降って来ます。裏向きになることも多いので、私が表に向けます。

 

うちのサークルメンバーに電話で話した時も「いやいや、hiro先輩、さすがにそれはありえないでしょw」と何度も言われましたがマジです。ちなみに、最近その方は足全体に対して10分の1丈しかないトランクスのような夏用ショートパンツで参加されるので、めっちゃ見えそうです。そうゆう意味でも危ないです。多分、結構狂った環境ですよね。それでも重めゲームが遊べる、私にとってのかけがえのない環境なのです(スペインで遭遇した全裸バスジャックや、マンハッタンで参加したクラブイベントのハプニングに比べたら全くもって可愛いものなので大丈夫です)

 

プレイ中のメモ・プレイログ

Twitterで一度公開したのですがプレイ中と事後に「ボードゲーム英語メモ」を書いています。

 

うちのサークルメンバーに「このメモをまとめて同人誌にしろ」と言われましたが、走り書きの日もあるので清書にめっちゃ時間がかかりそうなんですよね。コンテンツ的には生の英語なので良い感じはするので、検討しますかね。

 

プレイログはTwitterで1ツイート1ゲームで行っていましたが、過去ログを辿りにくいのでブログのタグ管理にシフトしようかと構想中です。

メンバーとの会話

普段は遊んでいるボードゲーム中心の会話ですが、メンバーが揃うまでサシプレイ時などには会話することがあります。初対面のメンバーだと「普段何してるの?」とか本当に雑談。この会はスタメンがわりと固定なので、日本に帰った時の話なども聞いてくれたりします。

 

毎週参加しだしてもうすぐ3ヶ月。私が英語ネイティブではないAsianというのと、女性というのがおそらく理由で、最初はあまり話しかけてくれなかった。当初は、彼らにとって私は「得体のしれないモンスター」だったと思います。だけど、つたないながらも英語で面白さをプレゼン・インストし、新しいゲームをガンガン買って持参し、一緒にプレイして時間を重ねることで、メンバーも少しずつ打ち解けてくれて、私も気を使わないで話せる関係性までやっと来た感じです。私の心のセキュアベースになりつつあるこの会、とんでもない人に会うことも多いですが、それ含めていい刺激になっています。これからも関係性の構築は続けようと思います。

 

ボードゲームショップ開業を構想している方が一人いるので、最近はその方と話すことが多いです。英語を頑張れば是非働いてよと言われていますが、どこまでがアメリカンジョークなのでしょうかね。私は真に受けてますよ!

 

おわりに 

いつもTwitterでは遊んだゲームについてメインでつぶやいていますが、今回はニューヨークで普段参加しているボードゲーム会の環境面について語ってみましたが、いかがでしたでしょうか。スタメンとして参加している郊外のゲーム会について今回は記載したので、都会の方のゲーム会レポもいつかできたらいいなぁ。

 

 

Twitterでは日々遊んだゲームをツイートしています。

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当ブログの人気記事はこちらです。

2018年上半期ボードゲームベスト10(国産編)紹介レビュー

先日もお伝えしましたが、今年は日本にしばらく帰国していたこともあり、国産ボードゲームも含めたくさん遊べた2018年上半期。この180日で遊んだボードゲームの数は110個でした!!! 

 

そしてこの上半期に遊んだボードゲーム110個を振り返り、面白かったボードゲーム10選を選別し、海外・国産それぞれ雑誌風デザインでまとめてみました!

 

今回は国産編です。

 

先日公開した、海外編はこちら。


 

 

今回は、国産に限定して10個を選びました。「ゲームマーケット」と呼ばれる個人制作ボードゲーム中心の祭典でしか手に入らないゲーム(同人ゲーム)がほとんどのようです。アメリカで暮らしていたら滅多に遊べない類という意味でも、私にとっては貴重なゲームたちですが、幸い、日本に帰国した際に、購入せずとも遊ばせてもらう機会に恵まれましたので、今回は国産にフォーカスして、その中でも面白かったものを10個紹介させていただくことにしました。

 

海外編に比べ、国産ゲームはマイナーなものも多くネットに情報がなく入手困難であることも多いため、今回はルール概要を詳しめに記載しています。それではいきます!!

 

国産ボードゲームベスト10

まずは雑誌風デザインで!国産ということで、デザインも少し和風にしてみました。アイキャッチになるゲーム「パスタリー」が洋風ですけど(笑)

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先日の海外編はサクッとレイアウトできたのですが、今回は和風にするかどうするか迷って1+9のデザインにするまで随分時間がかかりました・・。しかしアウトプットするといろんな課題が見えていいですね。

 

さて、レイアウトの都合(個人だから何でもありなのに、言いたいだけw)で紹介できなかった細かいルールの部分も含めて、ベスト10、紹介したいと思います!! 

◆パスタリー / Pastally

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みてくださいこの可愛さ!しかし、外観と裏腹なガチなアブストラクトゲーム!場の3枚の小さな正方形チップを初期配置して、自分のチップからチップへのルートを作成させて点を稼いでいくゲーム。毎ターン2アクションを使って六角形のタイルを配置していく。取れるタイルは限られているがランダムなので、毎回タイルの選択肢から最善手を真剣に考えて置く展開に。

 

置いたタイルによりできたルートの高さ・枚数が毎ターンポイントになるので、高さを出した長ーいルートだと後半どんどん点数が加速する。ルートができなければそのターンは0点なので、他人の完成ルートを崩す邪魔もかなり重要。完成されたルール、見た目のポップさとは大違いのギャップありなプレイ感。アブストラクトが好きなので、これは高得点!言語依存もなく、長い間遊べそうな良い作品。

 

◆ダイ公望 / Dai Kou Bou

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場に現れた魚1枚に対して、ダイスを使う個数を各自宣言し、ダイスの少ない人から釣りに挑戦していくお手軽ダイスゲーム!通常ダイスと特殊ダイス(10面と20面)があり、特殊ダイスは通常の目として使用もできるが「振り直し能力用」として使用することもでき、次回ターンは使えないので使いどころを考える必要がある。

 

カードの獲得条件は、ダイス目の合計値を満たすだけではなく「すべて奇数」「4の目が2つ必要」など条件がシビアな場合もあり、サイコロを何個使うかが非常に悩ましい。たくさんダイスを使いたいところだが、ダイスが少ない方が先手チャレンジできるので、あっさりつられてしまうこともあり、思い切りが大切でそのジレンマが最高に熱い

 

オンラインセッション(オンラインでボードゲームを遊ぶコミュニティ)で初めてプレイし、前半勝てなくて悔しくなって、リアルなダイスを手元に持ち出してきてシュミレーションしだすほどのガチで熱くなるゲーム!!英語ルール同梱ということで意気揚々と購入し、米国のゲーム会で遊んだところ、重めが好きなゲーマーたちとも盛り上がった!これからも稼働する予定、楽しみだなぁ。

◆ヒトトイロ / Match Me!

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お題に対して各自が思い浮かべる色を全員でできるだけ揃える、連想コミュニケーションゲーム。場のテーマが「飲み物」であれば「コカコーラ」というお題を出すことで「コカコーラのブランドカラーといえば赤色と思って出してくれるだろう・・」と思っていたら意外と黒が出たりしてミスマッチが面白い

 

手札にランダムな各1色しかない(例えば初期手札に赤がない、という場合もある)ので、1枚目を他の連想で間違って使ってしまうと、その次で使いたいときに使えないから強制的に他の色を出さざるを得なくてさらに誤答になる、という地獄の誤答連鎖が起きて面白い。アイデアが良い!色をマッチさせるというアイデアがあれど、ここまで思いつけないな。手札がランダムでお題も多いから人が同じでも毎回違った展開になるし、5人で5問という設定もちょうど良い長さ。エクセレント!

 

余談ですが、弟+初対面の方とプレイして、弟とだけは何度やっても完全に出す色が一致。それを出した思惑までズバリ当てられて、やっぱり姉弟だなぁと思いました(笑)

◆ゾーゲン / Zogen

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購入してから何十回稼働したかわからない、超☆超お手軽ゲーム。4種の微生物が描かれたカードを各自16枚ずつ持ち、残り3枚になるまでどんどん場に出していき1位の人から点がもらえる、シンプルなスピードゲーム。

 

出せるカードの条件は、場に出ているカードの微生物が±1匹だけ"増減"しているカードだけ(2匹のカードが出されていたら、1匹か3匹のカード)。その際、増減した微生物の名前(まる・やま・しり・つき)を叫びながら出す必要がある。これだけだとシンプルだけど、なんと手札を出す時に嘘をついてもよくて、意外とバレない。(「まる」のマークが増減しているのに「つき」と言って出す、など)これを見破った人はダウトみたく「ZOGEN!」と叫び、場のカード2枚だけをチェック。本当に嘘をついていたら、その人は自分の色のカードを全て手札に戻させられてリスタート。ZOGENが失敗したら、ZOGENを言った人が同じハメに。このZOGEN制度があることがうまく効いてて、ただのスピードゲームではなく他者とのインタラクションが生まれてる

 

スピードゲームにも得意不得意があり、スルッと嘘をつける人とそうでない人の差も開いてしまうこともあるが、枚数などでハンデをつけることも可能で、場所を選ばずわいわい盛り上がれる。10分だけしか時間がないときにも稼働するパーティゲームの良作!

◆メトロックス / Metro-X

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地下鉄マップにある各路線に数字を書き、○をつけて埋めていく紙ペンゲーム。

 

共通の場のカードの数字分、各自が路線に○をつけていく。例えば「3」のカードが出たら、どこの路線に○をつけるか決め、□の二重枠に「3」と書きこみ、そこから伸びる□の一重枠の路線に○を3つ連続で書き込む。カードの中には「○を飛ばせる数字カード」や「交差する路線の数×2点を書き込む」「任意の場所に○をつける」などの特殊カードも存在し、それらがランダムで出てくる。なかなか路線完成計画がうまくいかない。残った空白はマイナス点になるのでなるべくマスは埋めたいが、1本あたりの路線に書ける数字が決まっているので、交差したり乗り入れたりしている路線をうまく活用し、複合的にゴールを狙う必要がある。

 

このゲームの面白さは、実在する地下鉄の路線なのでローカルトークが弾む点、書き込んでいくが数字がランダムなので中々路線が完成せず、完成したときの達成感が大きいこと!最近Welcome to...やガンシュン・クレバーなどの紙ペンゲームがトレンドだが、このゲームも国産紙ペンゲームとして是非推していきたい作品。実に面白い!!

◆トマトマト / Tomatomato

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場にカードを1枚ずつオープンさせ順に早口で読み上げていく。誰かが間違ったらカードを取る、それだけ。

 

SNSでこのゲームの画像を見たとき、(トマト、まと・・まさかこれイラストを読み上げるだけ!?マジかよww)となったのですが、ルールを聞いても、そのまんま。たったそれだけなのになぜか面白い。トマト、という言葉の語感も良いのか?着眼点、ルールメイクの天才だこれは。

 

このゲームはゲームマーケット2018春に販売されたのですが、数が少なく持っている方が2018年7月現在とても少ないです。が、HNがとまとさんというブロガーの方に遊ばせてもらえるという貴重な機会を頂き遊ぶことができました。とまとさんのボードゲームレビューブログはこちら。再販してほしいなぁ!

◆妄想トランプ / Delusion Card Games

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なんとこのボードゲーム、妄想トランプというのにトランプが入っていない!!その名の通り、妄想してトランプで遊びます。説明書に何種類かトランプのゲームが書いてあるので、それを口頭でプレイするのである!

 

カードを全て記憶するわけではなく、自分の言ったカードの数字だけメモができ、存在しないカードを言った人が負けるというわかりやすいルール。例えばポーカーだったら「私、5・6・7・8・9のストレートだわ」と口頭で言い、言った本人は5〜9をメモに書けるけど、聞いた他プレイヤーはそれを書けない。トランプは各数字が4枚しかないはずなので、5枚目の存在しえないカードを言ってしまうと「ミス」となる。

 

このゲームが面白い点、それはただ覚えるだけでなく、トランプ的に負けても負けであるところ!人が覚えにくいであろう数字をいじわるで言っても、ポーカーの手が強くないので結果的に勝てなかったりする。この発想には脱帽! 

 

こちらは制作者の「ペンとサイコロ」ろいさんに遊ばせてもらい、ろいさん制作ゲームを複数個遊んだ中でも発想が一番素敵でした。なお、ろいさんの公式サイトはこちら

◆タギロン / Tagiron

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「たぎる論理」という個人制作同人ゲームのジェリージェリーカフェ・リメイク版。ついたてに数字タイルを5枚隠し、質問カードで相手の数字タイルの色・数字を当てる論理パズル!色は赤・青・緑があり、写真にあるように「中央の3枚の合計数は?」などの質問に相手は正直に答え、それを手元の紙に書き込んでいく。2人プレイだけでなく4人まで遊べ、ルールがそれぞれ異なって飽きない!

 

公式HPとルールはこちら

 

たぎるシリーズはこの他にも「たぎる交差」「たぎる表裏」などがあるが、その中で一番ちょうど良いたぎり具合!英語も併記されているためアメリカでも遊べる。結構真剣に考えないと勘だけでは当たらないので、論理パズルが苦手な遊ぶときは要注意!!

 

◆18 / 18

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発想が美しい、2人専用ゲーム。ゲームタイトルにある通り、18本の木の棒のみを受け取る。行うことはジャンケンのみ。ジャンケンをして、使った指分(パーなら5本、チョキなら2本、グーなら0本)を18本の棒から消費していく。何度もパーを出すと棒がすぐなくなってしまうので、パーはここぞという時(特定のラウンドのみ得点が2倍になる)にしか使えない。しかし、それだと出す手が読まれてしまうので、うまく緩急つけながら相手の心を読む心理戦の要素もある。

 

普段行うジャンケンが違うゲームに感じられる発想の転換を行ったゲーム。ラウンドが全て終了した際、棒が残ってるとその分マイナス点になるので、きっちり使った方が良い。タイトルの清さも100点。2人で遊ぶのに限られてしまうが、コンパクトな箱で持ち運びやすく、サクッと遊べそうである。

◆はっけよいゲーム / Hakkeyoi Game

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最後は、はっけよいゲーム。ぷよぷよなどをデザインされた米光一成さん他の作品。

 

手札を各自持ち、場に1枚ずつカードを出して行く。「はっ・け・よ・い」の4種のみ出すことができ、すでに出されたカードを出した場合、そのカード数に応じて「のこったカード」を取得できる。「のこったカード」は手札にストックしておく。場にはっけよい4種が最低1枚以上揃ったら、第2フェーズ開始となり「のこった」カードを前の人以上出していくゲームにがらっと変わる。一人が「のこったのこった」を出すと、次の人は「のこったのこった」のカード以上を出さなければならない。ただし一番上に重ねたカード以上を出せばいいので、3+1で4回分ののこったが出されても、一番上のカードが「のこった(1回)」だけだと、次の人は「のこった(1回)」以上を出せば良い。一人以外が出せなくなったら、最後に残った人が得点を GET。

 

これ、はっけよいカードを出すフェーズでは「のこったカード」をなるべく多く取る必要があるので、かなり悩ましい知的なやりとりが為される。対して、のこったフェーズで「のこったカード」を出すタイミングで「のこったのこった」とただひたすらに言い、どんどん出していくところがとても良い。この緩急がうますぎてシビれる。最初はノリでのこったのこった言うだけのゲームかと思ってだけど、しっかり考えないとあっさり土俵の外ならぬ蚊帳の外になり全然勝てない。イメージとギャップのある、ガチプレイ感もやられた感!!

 

おわりに 

やっと紹介が終わった・・国産ゲームはネットに情報がないことも多く、入手も困難であることが多いため、今回はルール概要を記載してみましたが、いかがでしたでしょうか。知名度のある海外ボードゲーム紹介より、随分記事公開に時間がかかってしまいましたが、自分の好きなゲームを紹介でき、満足です!

 

この雑誌風ベスト10画像を公開後、レイアウトのご依頼があったり、その他、色々なことが動いていて、まだ見ぬコラボにワクワクしております。後悔せぬよう善を尽くします。

 

長らく日本帰国していた代償の時差ボケもやっと治り、NYでもぼちぼちオープン会にも参加しています。ゲーム会で遊んだボードゲームのレビューもブログ形式で書いてみたいと思います〜。

 

Twitter、個人アカウントとして使うことにしました。

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